手掛かり材料難でもみ合い 27500-27800円レンジを想定

【米国株】
　7日のNY株式市場はパウエル議長の発言で乱高下するも、議長の見通しを好感し引けにかけて上伸。議長が「ディスインフレ（インフレ鈍化）」に言及し買いが先行、ダウは一時278ドル高まで上昇した。その後、議長が「ターミナルレート（政策金利の最終到達点）の上振れ」に言及するとダウは256ドル安と高値から535ドル落下した。ただ、議長は「23年はインフレが大幅に鈍化する年になる」との見通しを示し、金融引き締め策の緩和期待が高まる格好となり上げ幅を拡大して取引終了。ダウは4日ぶり、ナスダック指数は3日ぶり上昇。

【注目ADR】
銘柄名　　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
ソフトバンクG　6,268　　　 6,029.7　　　　-3.80％
＊決算を嫌気か


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、手掛かり材料難でもみ合いの展開と見る。CME日経平均先物の終値は2万7660円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万7685円とほぼ同水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：12.87
　　　　　　　PBR：1.16
　　　　　　　配当利回り：2.28

●騰落レシオ（25日）118.00％：120％超えで過熱
●空売り比率　41.7％
●日経平均ボラティリティー・インデックス　16.20迄低下


－【前営業日（2/7）のおさらい】－
日経平均　27,685.47（-8.18）：ソフトバンクの決算待ちで見送り
TOPIX　　　1,983.40（+4.18）：銀行株が支える
マザーズ　　 782.01（+5.64）：売買代金が膨らまない

東証プライム売買代金　2兆6425億円：パウエル発言を控えて見送りムード
値上がり901／値下がり827／変わらず108
グロース売買代金　1473億円：キャンバスで膨らむ

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【今週の重要スケジュール】

2/8(水)
米 24：00 12月卸売売上高(前月比)（予想-0.2％、前回-0.6％）

2/9(木)
米 22：30 新規失業保険申請件数

2/10(金)
米 24：00 2月ミシガン大学消費者態度指数 速報値（予想65.0、前回64.9）