電気機器大手のシャープ（6753）は、昨日の取引終了後に、250億円の黒字と見込んでいた今期の営業損益を、200億円の赤字（前期は847億円の黒字）に下方修正しました。
株価はこれを受け一時14％超の大幅安となりました（執筆時）。

同じく電気機器大手の太陽誘電（6976）も、今通期の連結経常利益を従来予想の480億円から325億円(前期は721億円)に下方修正し、株価は一時約4％安となる場面が見られました（執筆時）。

ある程度想定されていた、「為替の急激な変動」が主因ではありませんでした。
2社のコメントで目を引くのは、下記2点です。

「ディスプレイ事業における最終製品の需要減速」（シャープ）
「パソコンやスマートフォンなどを中心とした生産台数の減少や在庫調整に伴い、
電子部品の需要環境が想定よりも悪化」（太陽誘電）

この点については既に、当コラムでご注意を促していたつもりです。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2023&month=2&date=3
つまり、PCやスマホ等の需要自体が、想定以上に減速・悪化していると見るべきでありましょう。

となると、関連する事業を手掛けている大手製造業群は、どうしても投資対象として強気にはなれえません。

全体相場フォローで、プライム市場に属する銘柄群は、決算発表前対策として利確を優先し、さらには、大手製造業群が数多く属しているプライム市場銘柄から、
中小型成長銘柄群に「乗り換える」事をご提言してきた、あすなろの見通しは、ほぼ想定どおりとなっていると申し上げて宜しいでしょう。

中小型成長株と言えば、あすなろです。
億男Wが来週水曜日に公開予定の銘柄は、業種的には「情報通信業」。
足元の業績は堅調推移ですし、時価総額は100億円以下と、これからの成長ステージこそが楽しみな銘柄です。
シャープや太陽誘電のような主力級大型株の「突っ込み買い」よりも、こうしたグロース性を有する銘柄こそ、会員様各位の株式投資対象として適しているものと存じます。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆日本エンタープライズ（4829）
◆サニーサイドアップグループ（2180）
プライム市場、スタンダード市場に属する銘柄なら、中規模以下の中小型株が宜しいでしょう。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆ワンキャリア（4377）
25日・75日移動平均線を下値抵抗として切り返し、再度上値追い局面へ！

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪キング・オブ・キングテンバガー銘柄（****）≫
順調に打診買いしていただいた事と存じます。
想定どおりに動意付き始めたものと見ています。
ご期待ください。

◆≪ザ・リッチ権利銘柄（****）≫
利益確定おめでとうございます！
大歓迎の好材料発表から、1日休んでからの上値追い！
強い！

◆≪木村ゴールド会員銘柄（****）≫
つまり、売り圧力が大きく無い日は、フツ～に、キッチリ株価は上向く『チカラ』を持っているワケですね。

◆≪木村泰章のSSS級銘柄（****）≫
良い意味で、なんとなく怪しい。
急に動意付く可能性も？
決算発表後に↑か？