突っ込み買いを狙うなら
「株価が下向きの際には買いを控える」事が、あくまでも「セオリー」だと思っています。
同時に、「株価が切り返しに転じた事を確認してから買う」事こそが、「突っ込み買い」のセオリーであるとご認識ください。
でもでも、リスクは承知の上で、「値ごろ感から安いところどうしてもを拾っておきたい」、とお考えなのであれば、是非、下記の点を充分にご留意ください。
『銘柄選択は、既に決算発表が終了しているモノに限る』
⇒決算発表の内容から、業績が好調推移となっている事が確認できている銘柄である、という点は必要最低条件でしょう。
『既にポジションを持っている銘柄の値ごろ感からの買い増しよりも、新規銘柄の打診買いを優先』
⇒値ごろ感からの買い増しについては、「値ごろ」という「思い込み」が危険かもしれません。
「値ごろ」との判断が、「単なる値ブレ」によるものならば「買いの好機」でありましょうが、「株価の方向性」を暗示するものであれば、「単なる値ブレ」では無く、下落調整が続いてしまうかもしれません。
決算発表シーズンは、その見極めが非常に難しく、当該銘柄自体の決算発表は通過していても、同業や同タイプの他銘柄との「相対比較」から、当該銘柄の株価が影響を受ける事も珍しくありません。
『全体相場との兼ね合いも考慮する』
⇒これも大事ですね。
全体相場が下向き、さらには本日の相場状況のように、マザース指数の下落が日経平均やTOPIXの下落よりも遥かに大きい時などは、中小型の成長株・グロース株群ほど下落率が大きくなる事も、充分にご認識いただく必要がございましょう。
『買いは少量の打診買いを念頭に、価格やタイミングを散らす方が無難』
⇒タイミングや価格水準を狙って、一気に買い仕込むというスタンスでは無く、あくまでも「打診的」に、少量ずつ、価格やタイミングを散らしながら買ってゆくスタンスこそ「無難」と見ます。
どれもアタリマエ的なスタンスですが、「好機と見るから買い遅れたく無い」というお気持ちが強いと、冷静な判断を邪魔してしまう可能性が高く、「一気にドカ買い」などという行動を取ってしまいがちです。
「石橋を叩いただけで渡らない」くらいの余裕を持って、焦らず冷静な判断・行動を心掛けてまいりましょう。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆HENNGE(4475)
◆シンバイオ製薬(4582)
◆シーズメン(3083)
◆アドテック プラズマ テクノロジー(6668)
この辺りの銘柄の「突っ込み買い」を狙っておられる会員様は少なく無い印象です。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆平田機工(6258)
3Q累計決算発表を受けて、利食い売りどころか上値追いが加速しました。
本日が銘柄ご紹介後の高値です。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪社長大石のキングメソッド銘柄(****)≫
下ブレ場面もありましたが、いわゆる「引けピン」です!
出来高的にもそこそこの高水準を維持しています。
◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄(****)≫
理論的な根拠には乏しいのですが、本日の下落でなんとなく下げ止まり感が台頭し始めた印象です。
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