9日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選は、地域政党「大阪維新の会」が「完勝」しました。
自民党が分裂した奈良県知事選でも日本維新の会公認候補が初当選しています。
当初、維新の会側は、大阪都構想とIR誘致を選挙戦の争点にしない構えであったものの、維新以外の候補がIR誘致反対の立場から争点に取り上げた事から、維新の会側も「受けて立つ」的な対応をしたうえで、選挙戦に「完勝」した為、大阪IR誘致は今後、「民意を得た」との認識が進む事でしょう。

当初は22年中にも、IR構想を提出した大阪と長崎に対し、「政府認定」が行われるものと見られていましたが、コロナ禍対策が優先される一方で「認定」が先送りとなっていた為、地方選終了後は、特に大阪維新の会からの政府認定を迫る声が高まるものと予想します。

ただし現段階では、「政府認定」に対する思惑先行で、オリックス株を買うのも、コナミ株を買うのも時期尚早との印象です。
今のところは、「なんとなく中断」していた論議が「再開」される見込みが大きくなったという程度、と捉えるべきでありましょう。

大阪IR誘致の「舞台」となる夢洲は、まず、万博会場となる事が決定しておりますから、IR関連という目線よりも、まずは万博関連という目線こそが、投資対象としての優先順位は「上」という印象です。
既に、大阪万博は「原則」、キャッシュレス決済がメインとなる事が発表されており、カジノ絡みの銘柄物色よりも、例えばキャッシュレス決済関連銘柄群の物色の方が優先されるであろうと考えます。

下記のコラムでは、キャッシュレス決済関連銘柄には触れておりませんが、個人的目線でトイレ等のインフラ面に注目してみましたので、ご参考となさってください。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2021&month=11&date=15

ディスプレイやデジタルサイネージ類も大量に必要となりましょうし、AIやChatGPTを利用した「案内・ガイド」も現実化する事でしょう。
なにより、イベント運営のノウハウも必須となりましょうから、関連する銘柄や企業も多岐にわたるものと考えられます。

早合点の「思い込み」で対象銘柄を絞る段階では無く、今現在は、投資対象の判断の前に比較検討を行う準備段階として、
関連銘柄の候補を多数ピックアップしてみる、というステージであろうと考える次第です。



執筆：木村泰章


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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆アルペン（3028）
3月半ばに1900円どころでご紹介しました。
本日の株価は一時ご紹介後の高値を更新。
シーズンストック的な側面も大きいと思います。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男Wのビリオネアメソッド銘柄-PREMIUM-（****）≫
高値圏でのもみ合いから再度切り返しへ！
イベント絡みにも強そう。

◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
●●日移動平均線の上抜きに挑みます。
引き続き「逆襲」にご期待ください。