国内株式概況

　 　
本日の、国内株式市場は、寄り付きは、オプションのＳＱに絡む売買で、大幅高で始まった。
ＳＱに絡む売買は、1銘柄あたり約30万株の買い物で、出来高は2億株・売買代金は3300億円との観測。
直後は、先物価格と現物価格が、大きな逆ザヤになったため、「先物買い・現物売り」の裁定取引が入り、値を下げる展開。
その後も、物色の手詰まり感と週末のポジション調整で、ジリ安となり、引けにかけて少し値を戻したものの、前日比マイナスで取引を終了した。

日経平均株価は、前日比、28.70円安の、13420.54円と、3日続落。
ＴＯＰＩＸは、前日比、9.86ポイント安の、1397.93ポイントと、5日ぶりの反落。

業種別指数は、33業種中、10業種が上昇。
三菱倉（9301）・三井倉（9302）・住友倉（9303）の倉庫・運輸関連が値上がり率1位。
京成（9009）・名鉄（9048）・日通（9062）の陸運業が同2位。
精密機器、その他サービス、ゴム製品もしっかり。

半面、郵船（9101）・商船三井（9104）・川崎汽船（9107）の海運業が値下がり率1位。
日新鋼（5407）・ＪＦＥ（5411）の鉄鋼が同2位。
コスモ石（5007）・新日鉱ＨＤ（5016）の石油・石炭製品が同3位。
銀行業、鉱業、卸売業も安い。

個別銘柄では、夢真ＨＤ（2362）による買い増しが公表された、日本技術開発（9626）/215円（+43円）が大幅高。
1：2の株式分割と好決算を発表した、Ｍスター（4765）/256000円（+40000円）がストップ高。
「冥財の会」と称する投資グループが推奨しているとの思惑で、太平洋発（8835）/242円（+38円）が大商いで上昇。
ただ、同様の思惑で上昇していた、ラピーヌ（8143）/365円（-80円）は本日ストップ安となっている。

半面、赤字転落で、ＤＮＡ研（2397）/271000円（-50000円）がストップ安。
5日に前期の業績を上方修正したものの今期見通しが減益となることで失望売りが出た、プラズマ（6668）/505000円（-73000円）は大幅安。



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