株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-05-10 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

トヨタの決算発表をどう見るか

トヨタ自動車の決算発表は毎回13時半頃に行われる事が通例となっていましたが、今回は13:55分とやや後ろ倒し気味であった事から、「いよいよ増産体制に関するポジティブコメントが出るのか?」と勘繰る市場関係者が少なく無かったように思います。

今期の営業利益については10.1%増の3兆円となる見通しが示されました。
IBESがまとめたアナリスト23人の営業利益予想平均は3兆220億円であった為、ほぼ予想どおり、ノーサプライズと見ます。

注目の増産については、世界規模での生産台数1010万台との計画で、これは前期に対し約100万台程度の増産となり、この点が今期の増益計画の根拠となっているものと見て宜しいでしょう。

併せて、1億2000万株・1500億円を上限とする自社株買いも発表されましたが、発行済株式総数に対する比率でみると例年並みの水準で、この点についてもノーサプライズと見ます。
決算発表直後に上向いた株価も、終値では結局小幅高程度に落ち着いた事から、概ね「想定範囲内」の決算発表と見るべきでありましょう。

一方で、昨年の夏以降、ジリジリと下落基調が続いてきた事から、1800円~1900円レンジが、1900円~2000円レンジに切り上がる可能性はありましょう。
ただ、「株価の底入れ」と「自律反発」の範疇を上抜くほどの好材料が示されたわけでも無く、株価の戻りは限定的であるとの印象です。

日経平均が高値圏での推移で、過熱感に対する警戒からアタマの重さが意識される局面である事も踏まえると、やはりここから先は、トヨタをはじめとする主力級大型株群に対する中長期投資よりも、中小型成長株群に対する中長期投資の方が、期待できるリターンは大きいものと見ます。

巨額の資産を運用する機関投資家等、特にアクティブ運用を行っている投資家は、
今回の決算発表シーズンを機に、そのポートフォリオ内の「持ち高調整」として、
主力級大型株群の比率をやや減らして、その分中小型成長株群への配分を増やす方向に動かざるをえないものと推察します。

まず5月いっぱい、6月の初旬くらいまでは、会員様各位が保有なされている中小型成長株群への資金流入が続き、利益確定に進める銘柄が徐々に増えてくるものと考える次第です。
是非ともご期待ください。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆タスキ(2987)

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆デジタルアーツ(2326)
外国人持ち株比率37%!
前期本決算と今期も過去最高益更新見込みである事を受けて、株価は一気に5%超の切り返しを見せました。

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 単発スポット銘柄の見解
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お楽しみに!

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