仕掛け的な先物売りに警戒 31450～32100円レンジを想定

【米国株】
朝方に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想（23.5万件）を上回る26.1万人と発表され、FRBの金融引き締め長期化への懸念が若干薄らいだ事で長期金利が低下し、NY市場は強含み。その後もハイテク株などに買い戻しの動きも見られ、下値を切り上げる展開でNY市場の終値は＋168.59ドルの33833.61ドル、ナスダック総合指数も＋133.629の13238.524で終日堅調な動きとなった。

【★日経平均見通し★】
本日の東京市場はメジャーSQ日という事で朝方に出来高が集中した後の動きが焦点となり、連日大幅安のきっかけになっている仕掛け的な先物売りに警戒しながらも心理的な節目の31500円の攻防か。
また、為替（対ドル）が円高方向にブレていることから、大型輸出関連株が指数の重しになる可能性あり。

－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：14.53倍
　　　　　　　 PBR： 1.31倍
　　　　　　　配当利回り：2.02％

●騰落レシオ（25日）95.54％
●空売り比率：42.2％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：23.16迄上昇


－【前営業日（6/7）のおさらい】－
前日の東京市場が大幅安を記録したことで朝方こそリバウンド買いが入るが、翌日のメジャーSQを控えて目新しい材料に乏しい中、度重なる売り仕掛けから一気に値を崩した。前日のナスダック総合指数の大幅安からハイテク株を中心に売られ、下げ幅は一時-500円超となった。大引けはやや戻したが-272.47円の31641.27円とこの日も大きく続落。1日の値幅も前日（794円）とまではいかなかったが、615円と荒々しい1日となった。

日経平均　31,641.27 （-272.47）
TOPIX　　　2,191.50 （-14.80）
マザーズ　　 769.17 （ -17.12）

東証プライム売買代金：4兆7169億円
値上がり503／値下がり1270／変わらず62
グロース売買代金：1777億円

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【今週の重要スケジュール】

6/9(金)

9：00
メジャーSQ

10:30
中国：5月生産者物価指数(前年同月比予想-4.2%、前回-3.6%）