【米国株】
FOMC後のNY市場は朝方発表された5月小売売上高が予想に反して増加し、また新規失業保険申請件数も予想を上回って悪化した事で早くも利上げの打ち止め感が拡がり、ジリ高の展開で終始した。また長期金利の低下からハイテク・グロース株が先導役となりバリュー株、景気敏感株が追随する動きでほぼ全面高となり、NYダウは＋428.73ドルの34408.06ドルと大幅反発、ナスダック総合指数も＋156.344の13782.821と6日続伸し連日の高値更新となった。

【★日経平均見通し★】
本日の東京市場は、ドル/円が一時141円台に乗せたこともあり、ハイテク株中心に物色されそう。昨夜に岸田首相が解散総選挙を否定した事で、前日に衆議院解散→総選挙があるのでは…との憶測から買われた面もあり、米国市場は大幅高で終わったが、日本株は材料に乏しい中どこまで織り込めるか？また日銀金融政策会合後の植田総裁の発言も注目されそう。昨年末の日銀ショックを頭の片隅に！

【注目ADR】
銘柄名　　　　　　　　国内引け　　　　　ADR　　　　　　　騰落率
トヨタ自動車（7203）　 2320.5 　 2,359.1 +1.66％
※ポジティブニュース：EV電池の補助金を材料に上場来高値を目指す展開か・・・

－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：15.29倍（ジワリと上昇中）
　　　　　　　 PBR：1.37倍
　　　　配当利回り：1.93％

●騰落レシオ（25日）109.84％（買われ過ぎ感なし）
●空売り比率：40.4％(ちょっとだけ売り目線が増えてきた）
●日経平均ボラティリティー・インデックス：22.32（警戒に至らず）


－【前営業日（6/15）のおさらい】－
注目のFOMC、その後のパウエル議会議長の記者会見からNYダウが7日ぶりに反落した事で、東京市場も小安く始まった。材料出尽くし感から利益確定売り等で徐々に弱含む展開で、日経平均は-116.41円の33386.01円の安値を付けた後は、前日終値を挟んでの一進一退の動き。ただ下値は底堅く、後場に入ると買い安心感から141円台で推移していたドル/円を背景にハイテク株等が物色対象になり、日経平均は一時＋264.71円の33767.13まで上昇したが、引けにかけ買い疲れ感からの手仕舞い売りで、結局小幅安まで下げて終わった。



日経平均　33,485.49 （-16.93）
TOPIX　　　2,293.97 （-0.56）
マザーズ　　 794.93 （-2.82）

東証プライム売買代金：4兆3825億円
値上がり761／値下がり1006／変わらず67
グロース売買代金：2374億円

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【今週の重要スケジュール】

6/16(金)
日銀金融政策決定会合結果公表（昨年末の日銀ショックを頭の片隅に！）
植田日銀総裁会見