【6/23】本日の相場予測
イングランド銀行(中央銀行)が、大方の予想を上回る0.5%の利上げを発表、またパウエルFRB議長の議会証言での『あと2回以上の利上げが必要』との発言をきっかけに、欧米諸国は依然として金融引き締めが長引くとの懸念から利益確定売りが先行し、軟調に推移した。しかし下値は拾う動きが見られると取引終了間際にジリ高となり、-4.81ドルの33946.71ドルと4日続落ながら小幅安まで戻し、一方でナスダック総合指数は+128.410pの13630.609pと4日ぶりに反発した。
【★日経平均見通し★】
週末を迎える東京市場は、欧米諸国の金融引き締めの長期化懸念も確認された事で142円半ばまで弱含んでいるドル円相場の動きに左右されそうで、昨日同様、日経平均株価の寄与率が高い値がさハイテク株の利益確定売りの動きが気になる。また同時にTOPIX採用銘柄では大型の商社・銀行株が買い向かわれ、NT倍率の縮小が見られたので、本日はポジション調整中心の動きになるか。また、昨日は東証マザーズ指数が大きく下げており、中小型株にリバウンドが入るかに注目。
-【重要指標】-
●日経平均株価 PER:15.61倍(先進国平均:約18倍)まだ割安水準
PBR: 1.37倍(先進国平均:約2.8倍)まだ低水準
配当利回り: 1.94%
●騰落レシオ(25日)109.58%(過熱感なし)120%以上になると過熱感が意識される
●空売り比率:38.7%→40.7%(海外投資家の手仕舞い売りを見据えて売り目線が増える展開か・・)
●日経平均ボラティリティー・インデックス:20.24(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(6/22)のおさらい】-
朝方は小安く始まった後、一時は押し目買いからプラス圏を維持していたが、昼頃からここ最近の相場のけん引役だった値がさハイテク株にリバランスの利益確定売りが出されると日経平均株価は値を崩し、-310.26円の33264.88円と大幅反落。一方、上場来高値をつけた大手商社株や銀行株等へ資金流入する展開で、TOPIXは+1.49pの2296.50p と小幅続伸と売り買い拮抗する対象的な動きを見せ、売買代金も4兆円超え、NT倍率も急速に縮小した。
日経平均 33,264.88 (-310.26)
TOPIX 2,296.50 (+1.49)米金融引き締め長期化観測で銀行株が支える
マザーズ 845.27 (-19.50)
東証プライム売買代金:4兆0940億円(3兆円割れが海外投資家売り転換のサインとみる)
値上がり800/値下がり970/変わらず63
グロース売買代金:3246億円(材料難で資金の矛先はIPO銘柄と中小型株へ)
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【今週の重要スケジュール】
6/23(金)
5月全国消費者物価指数(8:30)
5月全国百貨店売上高(14:30)
※三越伊勢丹HD(3099)や高島屋(8233)の株価の動きに注目。売り転換のシグナルになるのか、それとも年初来高値更新か・・・
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