【米国株】
朝方発表された5月の耐久財受注額、新築住宅販売件数、また6月の米消費者信頼感指数が揃って市場予想を上回った事で、米国景気の底堅さが確認されると市場は反発、取引終了までジリ高の展開で推移。NYダウは7日ぶりに反発し、＋212.03ドルの33926.74ドルで引け、また前日大幅安となったナスダック総合指数も＋219.895pの13555.673pと3日ぶりに大幅反発した。


【★日経平均見通し★】
本日の東京市場は前日の米国株が久々に反発して終わった事で、朝方からしっかりした動きになりそう。昨日の日経平均は、一時売り込まれる場面で25日移動平均線が下支えになるなど、テクニカルも意識された事でここ最近の不安定な市場からは冷静感を取り戻しつつある。また、GPIFのリバランスの売買にも影響されるが、NY市場でドル円が144円台に乗せてきた事やナスダックが大幅反発した事で、ハイテク株をはじめとしたリバウンドが期待できそう。

－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：15.00倍（先進国平均：約18倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.35倍（先進国平均：約2.8倍）
　　　　配当利回り： 1.98％　

●騰落レシオ（25日）102.45％（過熱感なし）120％以上になると過熱感が意識される
●空売り比率：42.6％（材料難でポジションを傾けにくい状況）
●日経平均ボラティリティー・インデックス：20.00（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（6/27）のおさらい】－
NYダウの小幅安に対して、ナスダック総合指数の下げがきつかった事で、昨日同様、朝方から先物主導で-400円近くまで値を崩した。しかしこの日の安値（32306.99円）を付けると25日移動平均線（執筆時：32273円）を意識した押し目買いが支える展開となり、下げ渋ったものの、終値は結局-160円の32538.33円と今年初めての４日続落となった。　


日経平均　32,538.33 （-160.48）※チケット値上げを好感したオリエンタルランド（4661）の上昇が目に付く。売り目線は危険とみる
TOPIX　　　2,253.81 （-6.36）
マザーズ　　 798.66 （-12.64） ※今週はIPO取り組み資金捻出で上値の重い展開か・・

東証プライム売買代金：3兆4387億円（売買代金で、夏枯れ相場かサマーラリーか判断するようにしましょう）
値上がり701／値下がり1049／変わらず84
グロース売買代金：2224億円

------------------------------

【今週の重要スケジュール】

昨日のIPO銘柄：GSI（5579）が、今年2社目の初値公募価格割れとなった。
公募価格割れ銘柄の共通点は、上場市場が東京証券取引所ではないこと。
IPO銘柄の申し込みは、上場市場のチェックも忘れずに！

6/28(水)
IPO：プロディライト（5580）、ノイルイミューン・バイオテック（4893）

6/29(木)
IPO：W TOKYO（9159）
米新規失業保険申請件数（前回26.4万件）

6/30(金)
IPO:レバレーゼ（9160）、ジーデップ・アドバンス（5885）、クラダシ（5884）
5月失業率（8:30）
5月有効求人倍率（8:30）
6月都区部消費者物価指数（8:30）