【米国株】
前日に発表されたFRBによる金融機関のストレステストの通過、米週間新規失業保険件数が23.9万件となり予想（26.5万件）を下回った事、また1-3月期GDPの確定値は＋2.0%（予想＋1.4%）と大幅に上方修正された事が発表され、この日発表の経済指標でも米国経済の底堅さが示された事で朝方から強含みの展開。取引終了まで高値圏で推移し、NYダウは＋269.76ドルの34122.42ドル、反面ナスダック総合指数は３日ぶりに小反落した。

【★日経平均見通し★】
月末・週末の東京市場は海外市場の堅調な動きを引き継ぐ展開で始まると思われるが、ドル円が144円台後半まで強含んできている事で、日銀の口先介入の警戒感や月末最終日という事もあり、リバランスに伴う売り買いに大きくブレるリスクも頭に入れておきたい。


－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：15.29倍（先進国平均：約18倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.37倍（先進国平均：約2.8倍）
　　　　配当利回り： 1.94％　

●騰落レシオ（25日）113.31％（月末で荒れそうな雰囲気が・・）120％以上になると過熱感が意識される
●空売り比率：41.5％→40.9％（ちょっと踏み上げたかな）
●日経平均ボラティリティー・インデックス：19.70（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（6/29）のおさらい】－
144円台半ばのドル円相場やナスダック高が好感され、朝方はハイテク株主導で利食い売りをこなしながら＋330円の33527円まで買われた。しかし、心理的な節目（33500円）を回復するもその後は上値の重さを実感し、急速に上げ幅が縮小した。日経平均株価は＋40.15円の33234.14円と小幅続伸となった。

日経平均　33,234.14 （+40.15）
TOPIX　　　2,296.25 （-2.35）
マザーズ　　 810.65 （+4.38） ※IPO銘柄の押し目は危険

東証プライム売買代金：3兆8030億円
値上がり762／値下がり990／変わらず75
グロース売買代金：2035億円

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【今週の重要スケジュール】

今日の注目IPOは、AI学習など高度な処理を可能とするハードウエアなどの販売事業を展開するジーデップ・アドバンス（5885）。
取り組まれる方は深追いに注意。

6/30(金)
IPO:レバレーゼ（9160）、ジーデップ・アドバンス（5885）、クラダシ（5884）
5月失業率（8:30）
5月有効求人倍率（8:30）
6月都区部消費者物価指数（8:30）