【7/11】本日の相場予測
週明けのNY市場は 12日に6月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているものの、先週末の3営業日で約700ドル下げた事もあり自律反発となった。依然としてFRBによる利上げの継続観測懸念はくすぶっている事から高値圏にあるハイテク株は上値の重い展開になり、一方で出遅れ感がある中小型株が物色され、NYダウは+209.52ドルの33944.40ドル、またナスダック総合指数は+24.765pの13685.481で取引を終えた。
【★日経平均見通し★】
前日に今年初めて5日続落を記録した東京市場は、昨日の欧米株高の地合いを引き継ぎ本日は買い戻し中心で反発して始まりそう。NY市場でドル円が141円台に弱含んでいる事で輸出関連株が弱い動きをみせると思われるが、昨日でETFの分配金拠出に伴う売りも一巡したと見られることから、需給に対する懸念材料も少しずつ払拭されつつあり、材料難の中ではあるが自律反発に期待。
-【重要指標】-
●日経平均株価 PER:14.89倍(先進国平均:約18倍)まだ割安水準
PBR: 1.34倍(先進国平均:約2.8倍)
配当利回り: 1.99%
●騰落レシオ(25日) 99.35% 冷めましたね・・・買い向かう準備を(120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:46.0%→48.2%(踏み上げも念頭に・・)
●日経平均ボラティリティー・インデックス:21.13(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(7/8)のおさらい】-
先週は1300円超下落した事から自律反発狙いの買いを集め、寄付後に32500円を回復したものの、すぐに息切れし、その後は売り直される。6月27日に付けた直近安値32306円辺りが抵抗線となっていたが、ドル円が142円半ばまでドル安に傾いた事で値がさの半導体関連株が売り込まれ、この抵抗線を割り込むと下値メドとして節目の32000円が意識された。日経平均株価は今年初めての5日続落となり、-198.69円の32189.73円で終わった。
日経平均 32,189.73 (-198.69)
TOPIX 2,243.33 (-11.57)
マザーズ 782.20 (-5.07)
東証プライム売買代金:3兆6945億円
値上がり932/値下がり814/変わらず89(値上がりが値下がりを上回り体感的には悪くない相場)
グロース売買代金:1850億円
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【今週の重要スケジュール】
東京商工リサーチが10日発表した23年上期の倒産件数は前年同期比3割増となり、人手不足や物価高による倒産が増えていることが明るみになった。特に飲食業の人手不足倒産が急増しており、人手不足を補うロボット関連などが注目されそうだ。
7/11(火)
6月工作機械受注(15:00)
7/12(水)
6月企業物価指数(8:50)
5月機械受注(8:50)
米6月消費者物価指数(21:30)
7/13(木)
注目決算:ファーストリテイリング※指数寄与度大
7/14(金)
スモールSQ
G20財務相・中央銀行総裁会議(インド、~7/18)
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