【米国株】
ダウは米景気見通しへの楽観的な見方を背景に底堅い展開となった。また、今週のFOMCでの利上げの打止め憶測もあり、強含み基調も高値では利食い売りが優勢となり伸び悩んだ。なお、ナスダックは、大型ハイテク株の優位性を低下させることを目的としたナスダック100指数のリバランスを24日に控えていることで、調整的な取引が強まった。NYダウは2.51ドル高の35227.69ドルと10日連騰を達成。ナスダック総合指数は-30.502pの14032.805pと続落となった。


【★日経平均見通し★】
日銀が大規模な金融緩和を継続するとの報道を受け、日経平均株価の夜間取引は32700円と大幅高で終わった事から、週明けの東京市場は堅調な展開を予想。今週は決算発表の本格化、国内外の経済指標や各国中央銀行のスケジュールが目白押しであることから、動きにくい展開となりそうだ。また、テクニカル面の好転が意識される日足チャートの25日移動平均線（執筆時：32877.99円）を終値ベースで超えられるか否かに注目したい。

－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：15.02倍（先進国平均：約18倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.35倍（先進国平均：約2.8倍）
　　　　配当利回り： 1.99％　

●騰落レシオ（25日）92.14％　過熱感なし（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：44.1％　※売り目線増加
●日経平均ボラティリティー・インデックス：19.81（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（7/21）のおさらい】－
ナスダック総合指数の大幅安を受けて値がさ半導体株が売られ、寄り後には32000円台まで急落した。その後は買い戻し等によりやや戻したが、日経平均株価は186.27円安の32304.25円と続落した。


日経平均　32,304.25 （-186.27）※19日高値引け、20日ほぼ安値引け、方向感が定まりにくい夏相場
TOPIX　　　2,262.20 （+1.30）
マザーズ　　 765.53 （-11.45）

東証プライム売買代金：3兆1288億円※3兆円割れになると参加者不在が鮮明に
値上がり755／値下がり988／変わらず92
グロース売買代金：1406億円

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【今週の重要スケジュール】


7/24(月)
6月全国百貨店売上高（14:30）※インバウンド関連の見直し買いに注目

7/25(火)
FOMC（～7/26）※コンセンサスは0.25%の利上げ

7/26(水)
米注目決算発表：メタ・プラットフォームズ、インテル

7/27(木)
日銀金融政策決定会合（～7/28）

7/28(金)
植田日銀総裁会見
8月都区部消費者物価指数（8:30）