株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2016-06-29 08:30:00

あすなろ相場展望

【 本日の相場展望 】 「置き去りにされる弱気派」


【6/29】あすなろ相場展望

〜毎朝確認したい厳選お役立ち情報をお知らせ〜


おはようございます。

平素よりあすなろ投資顧問をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本日の相場展望を下記にてご覧いただけます。

■ MENU ―――――――――

┣【1】本日の市況 【 New 】

┣【2】本日の市場スケジュール

┣【3】決算・個別材料情報 【 New 】

┣【4】自社株買い 【 New 】

┣【5】市場変更・株式分割・信用規制

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■【1】本日の相場展望 
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【前場概況】〜市場の二極化が加速〜

 本日の日経平均は前日比200円の上昇でマドを開けてスタート、プラス圏で推移しながら伸び悩む場面も見られました。朝方に政府・日銀の緊急会合が開かれていますが、真新しい材料は見当たらなかったことが上値追いを抑える要因となったようです。その後は切り返す動きを見せており、トヨタ(7203)やソニー(6758)に加え、日立(6501)、マツダ(7261)など欧州懸念の強い銘柄も反発してきたことで下落局面の一服感をもたらしています。

 主力株への買戻しが鮮明化してきたことは好材料ながらも、日経平均が15,500円に達したことから一旦は落ち着く局面。ですが、もう一段の円安が進めば一段高の展開もありそうです。良好な地合いが続く中で、東証1部の値上がり銘柄は1635、値下がり銘柄は267です。明らかに上昇する株と上昇しきれない株との二極化が進んできており、銘柄選定が厳しくなってきています。

 好材料に対する反応がよくなったことに加え、下落トレンドにあった金融株にも買いが回ってきた面もポジティブです。ただし、昨日決算好調で買われたしまむら(8227)に対し、決算がネガティブ視されたJ.フロントリテイリング(3086)は軟調な展開となり同業種内でも選別が進んでいます。また、朝の相場展望で紹介して個別材料面から買われた銘柄が陰線となる状況ですので、明らかに利益確定の早い相場展開となっていることにも注意が必要です。繰り返しになりますが、今はあくまで“短期目線”で相場に臨んでください。


【今日の相場見通し】〜市場は次第に次の焦点を模索する〜

 市場は英EU離脱の混乱から徐々に落ち着きを取り戻しつつあり、本日の東京市場も欧米株がしっかりの展開だったことから堅調な推移となりそうです。欧米市場ではVIX指数が低下、株価、原油、主要国債が揃って上昇してきています。

 昨日の日本株は内需・ディフェンシブ関連に買いが集まり、明暗がくっきり分かれる形ながら小幅続伸。朝方が欧米株安から15,000円を割れる瞬間もあったが、その後は持ち直して後場は終始プラス圏で推移した。米国では重要指標の発表があったが、本日も陽線で引けることになれば「赤三兵」となり上昇相場へのシグナルとなるでしょう。国内要因で考えると次の焦点は参院選に移ってきます。7/10の投開票までにどこまで戻せるかがカギとなります。

 依然、米CME円のロングポジションは高い水準ですが、次第に解消されつつあります。もし、これが全部解消されるだけでもドル円は115円を回復するほどのインパクトを持っています。昨日公表の米経済指標は住宅関連、消費関連指数は市場予想を上回り、ドル円上昇のきっかけとなりました。仮にFRBが7月利上げを見送りだとしても市場は今回の英ショックで織り込んでいる可能性も高く、ネガティブサプライズの影響は少ないと思われます。

 昨日同様、日本株は値固めから上昇に転じる局面となっており、GPIFはじめ公的の買いも観測されて市場では安心感が広がっています。世界を見渡せばリスクの所在は新興国はじめ欧州経済も米国景気も挙げるとキリがありませんが、目先で日本株は主力株を置き去りに下げ過ぎた分のリバウンド相場となっています。あくまでも短期目線で反発局面の安いところを仕込んでいくことが年間のパフォーマンス改善に一役買ってくると思われます。


■【2】本日の市場スケジュール
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<国内>
5月商業動態統計(8:50)
5月貿易収支(9:30)
株主総会の開催集中日

<海外>
米パウエルFRB理事の発言(8:00)
米5月個人所得・個人支出(21:30)
米5月中古住宅販売仮契約(23:00)
米週間石油在庫統計(23:30)
FRBによる銀行に対する年次ストレステストの結果発表(包括的資本分析(CCAR))
イエレンFRB議長がECB主催中銀会議のパネル討議へ参加


■【3】決算・個別材料情報
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【決算関連】

《本日発表企業》6社
ハローズ(2742)、ウェザーニューズ(4825)、ナガイレーベン(7447)、タカキュー(8166)、北恵(9872)

・ライトオン(7445)−16年8月期3Qの連結経常利益は前年同期比61.1%増の44.87億円、通期予想に対する進捗率は122.9%に達しており、昨日は決算を先取りする買いで大幅続伸。

・セキチュー(9976)−17年2月期1Qの連結経常利益は前年同期比6.2%増の3.26億円、半期予想に対する進捗率は67.9%。流動性に難あり。

・ピックルスC(2925)−17年1月期1Qの連結経常利益は前年同期比85.1%増の5.03億円、半期予想に対する進捗率は59.3%。昨日引け間際から急動意。

・パレモ(2778)−17年2月期1Qの経常利益は前年同月比163.1%増の3.57億円、半期予想に対する進捗率は95.2%。


【個別材料】
・ラクス(3923)−三菱東京UFJ銀行グループのエム・ユー・ティ・ビジネスアウトソーシングと業務提携。同社のWEB 帳票発行システム「楽楽明細」と連携した「クラウド帳票発行サービス」の販売を開始する。

・UMNファーマ(4585)−米バイオベンチャーのProtein Sciences社と、ジカウイルス感染症ワクチンの共同開発に関する基本契約を締結。同ワクチン開発のコンソーシアムに参加することを検討するためのパートナーシップ契約。

・石井工作研究所(6314)−東証が上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除。16年3月期の営業利益と営業キャッシュ・フローがプラスになったため。

・UBIC(2158)−特許調査・分析システム「PATENT EXPLORER」の機能を強化。特許データベースに米国の特許データを追加したほか、文献データの登録速度を最大で10倍の早さに向上させた。

・小野薬品工業(4528)−がん免疫治療薬「オプジーボ」が進行期膀胱がんについて、米国食品医薬品局(FDA)から画期的治療薬に指定された。

・イーサポートリンク(2493)−16年11月期2Qの連結業績予想を上方修正。ソフトウェア償却費が予想を下回り、経常利益8,100万円→2.63億円(225.4%増)予想に押し上げ。

・DCMHD(3050)−17年2月期1Qの連結経常利益は10.8%増の64.66億円。くろがねや(9855)を株式交換(1:0.6)により子会社化。


■【4】自社株買い・公募増資
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山一電機(6941)−発行済み株式数(自社株を除く)の4.43%にあたる100万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月4日から8月31日まで。

・ニプロ(8086)−発行済み株式数(自社株を除く)の2.93%にあたる500万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月29日から12月28日まで。


■【5】市場変更・株式分割・信用規制解除
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【市場変更】
・コメダHD(3543)−本日付で東証1部新規上場。主幹事は大和証券。公開価格は1,960円。事業内容は「珈琲(コーヒー)所コメダ珈琲店」チェーンなどを運営する子会社の経営管理およびそれに付帯または関連する業務など。

・ソラスト(6197)−本日付で東証1部新規上場。主幹事はSMBC日興証券。公開価格は1,300円。事業内容は医療関連受託事業、介護・保育事業など。

【株式分割】
本日はありません。

【信用規制解除】
本日はありません。

【信用規制銘柄】
モブキャスト(3664)、−東証と日証金が24日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。

日本ラッド(4736)−同上。16日売買分から。


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