【6/29】相場の宿「動意株まとめ」〜短期循環に対応したスタンスを〜

本日の相場もお疲れ様でした。

日経平均株価は15,566円83銭（前日比+243円69銭）と3日続伸。日経平均は輸出企業を中心に大きく買われ、一時300円を越える上昇を見せた一方、新興市場も堅調に推移しており、銘柄によっては英国の国民投票前の水準まで回復したものも多数見受けられます。一方で値上がり上位を見ると、小型株のなかでも、これまで目立った動きを見せなかった銘柄が散見され、出遅れを短期的に拾う動きとも取れます。直近IPO銘柄への投資も引き続き人気を集める一方、6月のIPOラッシュも一服したことから、これからは選別が深化するのはないでしょうか。



◆本日の「動意株まとめ」

中村超硬(6166)
電子材料スライス周辺関連、特殊精密機器関連、化学繊維用紡糸ノズル関連の開発・製造・販売を主な事業として展開。今季の増収減益見通しが嫌気され5月高値から急落。先週24日の安値水準は、高値6,110円から半値八掛け2割引きを下回る水準。一旦はリバウンドが意識される水準。

オープンドア(3926)
旅行の比較サイト「トラベルコちゃん」運営。ヤフーや民泊サイトとの連携を打ちだしており、今期から来期にかけて大幅な増益が予想される。一部では来期の利益を8億円、1株利益175円を予想しており、その1株利益であればPERは20倍を割れる。成長期待に支えられ、円高による海外旅行増加の恩恵にも期待が高まる。まずは高値3,690円を意識した展開か。

山一電機(6941)
半導体検査工程に使用されるＩＣ（集積回路）ソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品等の機構部品の製造販売を主たる業務として展開。昨日発表した上限100万株・6億円の自社株買いが好感され買いを集める。また期間も7月4日から8月31日とこれからの期間となっており、その期間は需給の下支え要因として期待が高まる。ココから1割ぐらいの上の株価水準では出来高をも多く、戻り売りとの戦いが待つ。