株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-09-21 14:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

彼岸底に期待しましょう

弊社のオフィスの裏手には大きなお寺があり、昨日からお墓参りに訪れる方が急増しています。
お寺もお供え用のお花を用意なさったり、檀家さんとお話なさったりと、大忙しな様子が窺えます。
今年のカレンダーでは、秋のお彼岸は9月20日(水)から9月26日(火)までの7日間です。

相場格言のひとつとして有名な「節分天井彼岸底」。
単なる「アノマリー=経験則」と認識されるのが一般的で、2000年くらい以降は、「全く当たらない」という指摘の方が多い印象です。

お彼岸は春と秋の2回あるわけですが、証券界においては、新年の期待から2月まで相場が上昇しやすく、決算期末となる3月に向けて相場が下落しやすいとの認識から、「春彼岸」こそが「彼岸底」と目される傾向が強かったように思います。

しかしながら、「節分天井彼岸底」はもともと米相場から生まれたものとされ、お彼岸については「秋彼岸」こそが想定されていたそうです。
秋はお米の収穫期ですから、新米が取れて需給関係が緩み、相場が下落する可能性がある事から、「彼岸底」だったのでしょう。

近年では、証券界を含む金融界においても、「秋彼岸」こそが意識されているようです。
その理由として、日本の上場企業の約7割は中間決算が9月末で、本決算が3月末である為、中間決算の発表を控えて9月は売買が手控えられ、更には9月は秋分の日の前後で連休となる事からも、商いが閑散となりやすい事が指摘されています。

ほとんど当たらないからゆえに、信頼度は失墜しつつある「節分天井彼岸底」というアノマリーではありますが、本日の株式相場の下落、特に、一時3%にも近い大幅な下げとなったマザーズ指数に、明確かつ理論的な背景説明は無いように思います。

強いてあげるのならば、「彼岸底」的な季節要因程度しか思いつきません。
中間配当取りを狙って、高配当銘柄群を買い、その資金捻出の為に中小型成長株群を売るという動きもあるかもしれませんが、そうだとしても「一過性」の動きであろうと考えます。

「一過性」であれば、今は動く時(投資行動を取る時)ではないと考えます。
保有ポジションは現状維持のままご辛抱いただき、「彼岸底」にこそ期待致しましょう。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆平安レイサービス(2344)
◆きずなHD(7086)
◆はせがわ(8230)
お彼岸だからという理由だけで、葬祭関連銘柄が上昇するほど株式相場は単純では無いとは思いますが。。。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆日本精機(7287)
全体相場が冴えない中、本日も年初来高値を更新。
自動車関連銘柄群が崩れない事も、全体相場の下落が一過性である事を示唆しているように思います。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男Wのビリオネアメソッド銘柄 -NEO-≫
想定どおりの底堅さが、これまた想定どおりに着目され、株価は順調に上昇中。
今週中にも第1ターゲット到達か?

◆≪木村泰章のザ・カリナンダイヤ銘柄≫
昨日の大幅高の反動安でやむ無しと見ます。
心配ご無用でしょう。

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