日経平均は32,000~32,400円レンジを想定
原油相場が約1年ぶりに高値を付けたことからのインフレ圧力懸念の高まりを受けて、米長期金利は上昇し、米国株式市場は幅広く売られたが、長期金利が落ち着きをみせた取引終了時にかけてはハイテク株を中心に買い戻されてダウは下げ幅を縮小し、ナスダックは小反発で終了となった。
・NYダウ
33,550.27(-68.61)
・ナスダック:
13,092.85(+29.24)
・S&P500
4,274.51(+0.98)
・SOX指数
3,361.41(+31.79)
・CME日経平均先物
32,070.00(9/27:日経終値比-301円)
※執筆時
【★日経平均見通し★】
実質10月相場入りの本日も引き続き割安株への物色が続きそうではあるが、149円台半ばまで円安が進行していることを受けて、輸出関連株に資金が流入するか否かに注目。また、足元で切り返しムードが強まっている中小型株の動向にも注目したい。
-【重要指標】-
●日経平均株価
PER:15.73倍(先進国平均:約19倍)まだ割安水準
PBR: 1.35倍(先進国平均:約2.9倍)
配当利回り:1.98%
●騰落レシオ(25日)132.14% ※過熱感あり(120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:45.7%
●日経平均ボラティリティー・インデックス:18.12(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(9/27)のおさらい】-
米国市場安を受けて、日経平均は朝方に32,000円の節目を割り込んだが押し目買いから下げ渋ると、機関投資家による配当再投資の買いや先物買いの思惑からジリ高の展開となり、日経平均株価、TOPIXともに高値引けで終わった。
日経平均:32,371.90(+56.85)
TOPIX : 2,379.53(+7.59)
マザーズ: 730.77(+8.65)
東証プライム売買代金:3兆9,250億円
値上がり1313/値下がり477/変わらず46
グロース売買代金:1,024億円
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【今週の重要スケジュール】
9月28日(木)
米 4-6月期実質GDP(21:30)
米 新規失業保険申請件数(21:30)
9月29日(金)
東京消費者物価指数(8:50)
鉱工業生産指数(8:50)
米 8月卸売在庫指数(21:30)
米 8月個人消費支出(21:30)
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