グッピーズ（5127）※次回決算発表：10月13日予定

医療・介護・福祉の転職求人サイト「グッピー求人」等を展開。同サイトは年間382万人が利用するほど転職者から人気。中でも歯科領域に強みがあり、コンビニより多いと言われる歯科医院の求職需要を取り込むことにより更なる成長が見込まれる。今後は給料が少しでも高い歯科医院へ転職者が増加するような流れが想定できそうであるし、求職サイトの課金売上による業績向上が期待できそうだ。ROEは執筆時点で49.90％と今後は自己資本の有効活用に注目が集まりそう。

今期の売上高予想は23.55億円（前期比27.3％増）。前期は過去最高実績だったため、業績予想通りに進捗すれば6期連続で過去最高記録を更新することになる。直近の決算は3Q累計で売上高は17.99億円。進捗率は約76％とまずまずのようだ。主要KPIである平均クリック単価は3Q時点で過去最高であり、閲覧数さえ増えれば、閲覧課金売上高の向上が期待できそうだ。ただ、営業利益の進捗率は既に96.8％に達しており、次回決算及び来期の見通しに市場は期待が相当高まっている様子と推測される。

更に成長を加速させるための先行投資費用がかさみ、来期は減益予想となるような内容であれば、4Q決算発表後は大きく売られることも考えられるため安易な決算プレイは禁物と見る。足元の株価は膠着感が見られる。株価の動意付きには新たな材料が必要になるだろう。恐らく4Q決算発表日（予定）の10/13まで表立った動きは無さそう。ただ、2017年8月期から売上高は6期連続で過去最高記録を更新する見込みであることから、中長期保有スタンスなら強気で臨むのが良いだろう。