大きな値幅を伴った下落は底入れ反転時の切り返しも速いんです
ゆえに、一過性の動きとなる可能性が高く、底入れ切り返しに転じるタイミングも、すぐそこまで来ていると見て宜しいでしょう。
この見解には、「私見」的な部分も含まれますが、個人的には昨日・本日の大幅下落は、「ヘッジファンド勢による中国とアジア売り」が一因と考えております。
地政学リスクの増大と景気減速を受けて、ヘッジファンド勢は中国への投資を見直し、エマージング市場をも含めた、中国に代わる投資先を模索している、という動きが数か月前から指摘され始めていました。
今回の「アジア売り」の直接のキッカケとなったのは、香港市場において、9月28日に恒大集団の取引が売買停止になった事ではなかろうかと見ています。
香港市場はその後休場を挟み、10月3日にも昨年11月以来の安値を更新。
恒大を売れないので、それ以外を売ったという印象で、3日に取引が再開された恒大は一時40%高と切り返す一方、売りは東京市場にも飛び火し、本日は大型連休明けとなった韓国市場も、今年3月以来の安値を更新しています。
中国は国慶節の大型連休中で10月6日まで休場し9日に取引が再開されます。
いわゆる、超富裕層と呼ばれる中国の資産家が株式市場に不在である事から、「買い受け皿」が無く売りが吸収できない、という状態がアジア市場全般に広がっているものと見られます。
市場関係者のコメントにも、「中国の身代わり売りが日本に向かっている」との指摘が散見されますが、当たらずも遠からずという印象でしょうか。
「じわじわ下げ」では無く、大きな値幅を伴った下落である為、当然ながらアク抜け感も早めに台頭し、反転切り返し時の上昇値幅も大きくなる事が想定されましょう。
昨日・本日の下落を経て、明日切り返しとなれば、買いの好機となると見て、虎視眈々と個別銘柄の底入れ反転タイミングを狙っておられる投資家様も少なくないハズです。
千載一遇のチャンスかもしれません。
慌てて、つられて狼狽売り、などという事の無いよう、【常に強気、いつも冷静】なスタンスで臨んでまいりましょう。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆ハブ(3030)
深押しした後の買いとしては、格好のターゲットかもしれません。
今期は4期ぶりに復配。
10月13日の上期決算発表も楽しみです。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆BTM(5247)
今年1月に3600円どころでご紹介し、3月初旬に7120円まで急伸。
6月以降下落基調が鮮明となってしまい、足元では2700円台へ下落していますが、今期も2期連続で最高益更新見通しです。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章の一粒万倍銘柄≫
銘柄、投資シナリオにご納得いただけましたでしょうか?
3年で株価7倍の可能性アリですから楽しみです!
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