【 加藤の相場展望 】 「LINE上場を見据えたIPO株売買を」
【7/6】加藤の相場展望
〜毎朝確認したい厳選お役立ち情報をお知らせ〜
おはようございます。
平素よりあすなろ投資顧問をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本日の相場展望を下記にてご覧いただけます。
■ MENU ―――――――――
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┣【1】本日の市況
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┣【2】本日の市場スケジュール
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┣【3】決算・個別材料情報
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┣【4】自社株買い
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┣【5】市場変更・株式分割・信用規制
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■【1】本日の相場展望
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【前場概況】〜日銀緩和の外堀が埋まってきた!?〜
昨日の相場展望の中で「日銀追加緩和の催促相場が始まった!!」とお話しいたしましたが、お読みいただけましたでしょうか?本日も主力株中心に下げ幅を広げておりますが、まさに日銀追加緩和に向けたカウントダウンの始まりかもしれません。ドル/円レートは再び100円台に突入してきました。
英BOEカーニー総裁は7/1にEU離脱決定を受けて、追加金融緩和の準備を公表しました。その中で、今回あえて英金融機関の資本問題にふれたのはワザと!?と疑わざるを得ません。
・8月までに追加金融緩和→過去最低水準の政策金利に対し一段の引き下げ、国債買い入れによる量的緩和の規模拡大を示唆
・民間の金融機関の資金不足を防ぐために、30兆円以上の資金供給の用意
・そして昨晩、英銀行規制先送り判断でポンド安の株高誘導に成功
これら一連の流れから、あらかじめ想定されていた欧州金融機関の債務危機を匂わせる発言は、英国経済防衛のためのポンド安政策の一環だと思われます。先月末に米国で行われた銀行のストレステストでは33行中で不合格だったのは2行で、サンタンデール銀行(西国)とドイツ銀行(独国)の米子会社だけです。しかも、その2行も深刻な逆境シナリオでも数量的な基準は耐えられるとの判断でした。
何らかの危機が表面化する度に、各国はそれぞれ通過切り下げ競争をやっていますが、今回ばかりは日銀も動かざるをえない状況となってきたのではないでしょうか?あの紳士淑女の国イギリスですら、なりふり構わぬ政策総動員を掲げているのですから。
転じて日本株ですが、日銀の追加金融緩和期待を横目に下げているのは円高・株安のダブルで攻められている証左でしょう。
と言っても、日経平均15,000円割れ局面ではGPIFをはじめとする公的の年金資金が積極的に買ってくると思われますので、下値不安を和らげてくれるでしょう。
個別株の押し目買いに不安な方は日経ダブルインバース(1357)やJPX日経400ベア(1469)などをセットで購入して全体相場の下落ヘッジをしておくのも選択肢ですよね。微塵の不安もない方は買い下がりスタンスで、まずは自律反発を狙っていきましょう。
【今日の相場見通し】〜米株軟調と円高が重石に〜
本日の東京市場は米国市場が総じて軟調さを示したことから、一定の下押し圧力がかかると思われます。英BOEカーニー総裁の銀行規制先送り発言でブレグジットショックが蒸し返され、英ポンド下落を受けたドル買い、円買いが強まっています。
・今日は米国市場の反落を受けて、弱含みの展開を予想
・英ポンド安から英国株が反発しており、そこまでのリスクオフには至らない
・今晩の米非製造業部門の景況感と今週末に控える米雇用統計に焦点が集まりそう
この2日間の売買代金は過去最低水準の1.5兆円台を続けていて、強弱の株価材料に振り回されそうですね。強気になったり、弱気になったりと方向感が定まらないですから、今日も様子見でしょうか。中には好決算が発表されている企業もありますので、【3】決算・個別材料情報にも目を通しておいてくださいね。
昨日は来週に迫ったLINE上場に関連した一角が動いており、最近のIPO株の賑わいも無関係じゃないでしょう。今の市場から巨額の資金調達がなされるわけですから、ブックビルで資金を固定されている投資家の方も大勢いるということかもしれません。IPO株を手掛けている方は短期資金がLINEのセカンダリーに流れることも考えられますので警戒しておきましょう。
本日も利益が乗っている株は利益確定、下落して押し目形成している株は買いと銘柄ごとに徹底していきたいですね。今日も1日よろしくお願いします。
■【2】本日の市場スケジュール
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<国内>
<海外>
米5月貿易収支(21:30)
米6月ISM非製造業景況指数(23:00)
6月14日・15日開催分のFOMC議事録公表
休場:シンガポール、インド、マレーシア(〜7日)
■【3】決算・個別材料情報
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【決算関連】
《本日発表企業》27社
イオン(8267)、ABCマート(2670)、ウェルシアHD(3141)、トランザクション(7818)、日本BS放送(9414)、ベルク(9974)・・・など
・トランザクション(7818)−16年8月期第3四半期累計(15年9月-16年5月)の連結経常利益は前年同期比61.0%増の8億円に拡大し、通期計画の8億4300万円に対する進捗率は94.9%に達した。
・エスプール(2471)−16年11月期第2四半期累計(15年12月-16年5月)の連結経常利益は前年同期比8.9倍の2.4億円に急拡大し、従来予想の5500万円を上回って着地。通期計画の2.58億円に対する進捗率は93.0%に達し、さらに5年平均の70.4%も上回った。
・ハニーズ(2792)−前期決算3.17億円の赤字で着地。経常益は11.49億円(前期比74%減)今期見通しは経常益33億円(同187%増)、最終利益17億円を見込む。
・トーセイ(8923)−16年11月期2Qは税引き前利益は前年同期比73.6%増の72.4億円に拡大。今期予想を上方修正し、同利益を従来予想の65億円→80.2億円(前期は60.4億円)に23.3%としたほか、増益率が7.7%増→32.9%増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しに。
・トモニHD(8600)−17年3月期の連結最終利益を従来予想の74億円→222億円(前期は79.3億円)に3.0倍上方修正し、一転して2.8倍増益見通しに。
【個別材料】
・オンコリスバイオF(4588)−名古屋大学大学院医学系研究科の西川博嘉教授(国立がん研究センター先端医療開発センター免疫TR分野長併任)の研究グループと、腫瘍溶解ウイルスOBP−301(テロメライシン)とチェックポイント阻害剤の併用効果検討に関する共同研究契約を締結すると発表。
・鳥貴族(3193)−6月の月次売上高を発表、直営既存店の売上高は前年同月比10.4%増と3月以来の前年同月比でのプラス転換。
・FFRI(3692)−同社の標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」が青山学院に採用されたと発表。「FFR yarai」は、官公庁や重要インフラ企業での導入実績が豊富な標的型攻撃対策ソフト。
・Aiming(3911)−台湾のアウル・メディア&エンターテインメント社との間で、スマートフォンゲーム「天使帝國−幻獸之月(日本名未定)」の日本における独占ライセンス契約を締結したと発表。
・免疫生物研究所(4570)−昨日正午に、アルツハイマー病特有のアミロイドβ立体構造に特異的な抗体を開発したと発表してストップ高に。今後、血液による高感度分析の確立など実用化に向けた研究開発を進める予定。
■【4】自社株買い・公募増資
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本日はありません。
■【5】市場変更・株式分割・信用規制解除
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【市場変更】
本日はありません。
【株式分割】
本日はありません。
【信用規制解除】
本日はありません。
【信用規制銘柄】
ウインテスト(6721)−東証と日証金が7月4日売買分から信用取引に関する規制を実施。信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする。
ソフトフロント(2321)−同上。6月30日売買分から。
モブキャスト(3664)、−東証と日証金が6月24日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。
日本ラッド(4736)−同上。16日売買分から。
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