日経平均は30,600~31,000円レンジを想定
朝方発表の民間による9月の全米雇用リポートで雇用者数が市場予想を大きく下回ったことや、原油相場の下落を背景に米長期金利が低下したことで買い安心感が広がった。米下院議長の解任を受けて議会運営に先行き不透明感は残ったものの、米国主要3指数は大幅高となった。
・NYダウ
33,129.55(+127.17)
・ナスダック
13,236.01(+176.54)
・S&P500
4,263.75(+34.30)
・SOX指数
3,424.92(+48.34)
・CME日経平均先物
30,680.00(10/4:日経終値比+153円)
※執筆時
【★日経平均見通し★】
米国市場高を受けて朝方から主力株を中心にリバウンドすると思われるが、一段と低下している騰落レシオによる過熱感の緩和や、高水準の空売り残高に対する買い戻しによる需給の改善期待で堅調な展開が予想される。また米長期金利が一服したことでグロース株への資金流入も期待される。
-【重要指標】-
●日経平均株価
PER:14.68倍(先進国平均:約19倍)まだ割安水準
PBR: 1.26倍(先進国平均:約2.9倍)
配当利回り:2.08%
●騰落レシオ(25日)87.68% ※連日大幅低下(120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:47.0% ※高水準
●日経平均ボラティリティー・インデックス:22.76(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(10/4)のおさらい】-
世界同時株安を受けて値がさの半導体関連株や先月まで相場を支えていたバリュー株にも利食い売りが出されるなど幅広く売られた。また高水準にある信用の買い残により追い証での損切りの売りも懸念され、日経平均は5日続落し、5ヶ月ぶりの安値水準で終わった。
日経平均:30,526.88(-711.06)
TOPIX : 2,218.89(-56.58)
マザーズ: 677.80(-20.17)
東証プライム売買代金:4兆4,588億円
値上がり132/値下がり1690/変わらず13
グロース売買代金:1,128億円
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【今週の重要スケジュール】
10月5日(木)
30年国債入札
米 新規失業保険申請件数(21:30)
米 8月貿易収支(21:30)
10月6日(金)
米 9月失業率(21:30)
米 9月非農業部門雇用者数(21:30)
米 9月平均時給(21:30)
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