日経平均は31,800~32,200円レンジを想定
米国株式市場は4日続伸。9月の米卸売物価指数・PPIは市場予想を上回ったものの、前月から伸びが鈍化したことや連日の米長期金利の低下を受けて小高く始まった。しかし市場は早くも翌日の9月消費者物価指数・CPIに目が向けられ様子見気分が強い中、ジリ安となったものの、午後に公表された先月開催分のFOMC議事要旨が利上げに繋がるようなサプライズ感がなかったことで、株式相場には押し目買いが入りプラス圏で終わった。
・NYダウ
33,804.87(+65.57)
・ナスダック
13,659.68(+96.83)
・S&P500
4,376.95(+18.71)
・SOX指数
3,537.83(+25.75)
・CME日経平均先物
32,025.00(10/11:日経終値比+88円)
※執筆時(8:00)
【★日経平均見通し★】
連日の米国金利の低下を受け日経平均は力強い動きをみせており、昨日までは主力株中心に物色されたが、この流れを受けて中小型株へ循環物色が期待される。
-【重要指標】-
●日経平均株価
PER:15.30倍(先進国平均:約19倍)まだ割安水準
PBR: 1.31倍(先進国平均:約2.9倍)
配当利回り:2.00%
●騰落レシオ(25日):86.22% (120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:40.3%
●日経平均ボラティリティー・インデックス:20.67(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(10/11)のおさらい】-
日経平均株価は続伸。米国株高や追加利上げ観測の後退で、朝方から値がさ半導体株を中心に買われジリ高の展開。後場には一時32,000円台を回復したが、前日に大幅高したことで高値圏では戻り売り圧力も強く、値上がり銘柄数380に対して値下がり銘柄数は1408銘柄となったものの、指数寄与度が高い銘柄が物色され、結局続伸して引けた。
日経平均:31,936.51(+189.98)
TOPIX : 2,307.84(-4.35)
マザーズ: 699.48(-8.61)
東証プライム売買代金:3兆3,821億円
値上がり380/値下がり1408/変わらず49
グロース売買代金:877億円
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【今週の重要スケジュール】
10月12日(木)
8月機械受注(8:50)市場予想:前月比0.6% 、前年同月比-6.8%
米 9月消費者物価指数・CPI(21:30)市場予想:前月比0.3%、前年同月比3.6%、コア前月比0.3%、前年同月比4.1% ※予想を上回ると金利上昇の可能性大
10月13日(金)
中 9月消費者物価指数・CPI(10:30)市場予想:前年同月比0.2%
中 9月生産者物価指数・PPI(10:30)市場予想:前年同月比-2.4%
米 10月ミシガン大学消費者態度指数(23:00)市場予想:67.4
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