【★日経平均見通し★】
今週3営業日で約1,500円上昇している日経平均株価だが、米株式市場は長期金利上昇を受けての反落により本日は軟調な展開で始まると思われる。しかし週末を前に過度なポジションは取りにくい上、下値での押し目買いも見込んでおり下値は限定的か？

【米国株】
米国株式市場は5営業日ぶり反落。この日発表の9月米消費者物価指数・CPIが前年同月比で市場予想を上回ったことで米長期金利が上昇、景気敏感株を中心に売られ、前日まで4日続伸していたこともあって利益確定売りに押された。


・NYダウ
33,631.14（-173.73）
・ナスダック
13,574.22（-85.46）
・S&P500
4,349.61（-27.34）
・SOX指数
3,548.62（+10.80）
・CME日経平均先物
32,260.00（10/12:日経終値比-234円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：15.55倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.33倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：1.96％　

●騰落レシオ（25日）：87.98％　※過熱感なし（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：39.1％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：20.68（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（10/12）のおさらい】－
日経平均株価は大幅に3日続伸した。9月の米卸売物価指数・PPIの伸び率が鈍化したことで、連日の米長期金利低下を背景に値がさの半導体関連株中心に買われた。また13日のミニSQを前に踏み上げの買い戻しもみられ、大引けにかけては25日,75日移動平均線を上回る高値引けとなった。

日経平均：32,494.66（+558.15）
TOPIX　 ： 2,342.49（+34.65)
マザーズ： 　708.63（+9.15）

東証プライム売買代金：4兆1,765億円
値上がり1317／値下がり465／変わらず55
グロース売買代金：971億円

------------------------------

【今週の重要スケジュール】

10月13日（金）
中　9月消費者物価指数・CPI（10：30）市場予想：前年同月比0.2%
※市場予想を上回れは好材料
中　9月生産者物価指数・PPI（10：30）市場予想：前年同月比-2.4%
※マイナス幅が縮小すれば好材料
米　10月ミシガン大学消費者態度指数（23：00）市場予想：67.4
※市場予想を上回ると金利上昇懸念