【★日経平均見通し★】
ナスダック市場の大幅安を受けて下落して始まると思われ、日経平均は上値の重い展開か。しかし、先週末の騰落レシオが81％台と一段と低下していることで、値ごろ感からバリュー株の買い支えに期待したい。

【米国株】
ダウ反発、ナスダックは大幅続落。
好業績を発表した金融株が買われ堅調に始まったものの、ミシガン大学消費者態度指数が63.0（市場予想：67.0）と大幅下落、また中東情勢の悪化から原油市場が大幅高したことで、インフレ圧力が再燃しハイテク株中心に売られた。

・NYダウ
33,670.29（+39.15）
・ナスダック
13,407.23（-166.99）
・S&P500
4,327.78（-21.83）
・SOX指数
3,452.97（-95.65）
・CME日経平均先物
31,950.00（10/13:日経終値比-365円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：15.33倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.32倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：1.98％　

●騰落レシオ（25日）：81.20％　※一段と低下（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：43.1％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：20.97（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（10/13）のおさらい】－
日経平均株価は4日ぶりに反落。米国市場安を受けて小安く始まったものの、前日までに約1,500円上昇、また前日に25日と75日線を上回ったことから利食い売りに押される展開。値がさ株の一角が相場を支えたものの、大引けにかけてはジリ安となった。

日経平均：32,315.99（-178.67）
TOPIX　 ： 2,308.75（-33.74)
マザーズ： 　683.24（-25.39）

東証プライム売買代金：3兆7,676億円
値上がり101／値下がり1708／変わらず28
グロース売買代金：1,059億円

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【今週の重要スケジュール】

10月16日（月）
米　NY連銀製造業景気指数（21：30）※市場予想：-5.5% マイナスは景況感が悪化

10月17日（火）
米　小売売上高（21：30）
※市場予想：＋0.3% 下回れば金利低下の可能性
米　設備稼働率（22：15）　
※市場予想：79.6% 下回ると景気後退の可能性

10月18日（水）
9月訪日外客数（16：15）
中　実質GDP（11：00）
※市場予想：+4.5%
中　小売売上高（11：00）
※市場予想：+4.8%

10月19日（木）
米　フィラデルフィア連銀景況指数（21：30）
※市場予想：-6.5%
米　パウエルFRB議長講演

10月20日（金）
東証プライム市場からスタンダード市場へ177社移行
臨時国会召集
9月全国消費者物価指数（8：30）※市場予想：3.0%