日経平均は31,900~32,200円のレンジを想定
米長期金利の上昇で半導体関連株には逆風と思われるが、中露会談や中東情勢など外部環境の不透明感から方向感に乏しく、このところボラティリティの高かった日本市場も小動きの展開が予想される。
【米国株】
ダウは小幅に3日続伸、ナスダックは反落。9月の米小売売上高が0.7%増(市場予想:0.3%増)と予想を上回る伸びを受け米長期金利が上昇したものの、消費関連株や景気敏感株が下支えする形となった。ただ米政府の対中輸出規制の強化で、先端半導体が規制の対象になるとの見込みが伝わると半導体関連株が売られた。
・NYダウ
33,997.65(+13.11)
・ナスダック
13,533.75(-34.24)
・S&P500
4,373.20(-0.43)
・SOX指数
3,474.66(-27.85)
・CME日経平均先物
32,080.00(10/17:日経終値比+39円)
※執筆時(8:00)
-【重要指標】-
●日経平均株価
PER:15.23倍(先進国平均:約19倍)まだ割安水準
PBR: 1.31倍(先進国平均:約2.9倍)
配当利回り:2.00%
●騰落レシオ(25日):86.07% ※依然低水準(120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:41.1%
●日経平均ボラティリティー・インデックス:21.15(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(10/17)のおさらい】-
日経平均株価は3営業日ぶりに反発。米国市場高を受けて主力の半導体関連株を中心に買われ、一時は600円を超える上げ幅をみせた。しかし、買い一巡後は中東情勢を見極めたいとの動きや国内長期金利の上昇を受けて手控え気分が強くなり、戻り売りに押された。
日経平均:32,040.29(+381.26)
TOPIX : 2,292.08(+18.54)
マザーズ: 666.61(+6.34)
東証プライム売買代金:3兆1,248億円
値上がり1362/値下がり411/変わらず64
グロース売買代金:1,107億円
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【今週の重要スケジュール】
10月18日(水)
9月訪日外客数(16:15)
中 7-9月期実質GDP(11:00)
※市場予想:+4.5%
中 7-9月期小売売上高(11:00)
※市場予想:+4.8%
10月19日(木)
米 フィラデルフィア連銀景況指数(21:30)
※市場予想:-6.5%
米 パウエルFRB議長講演
《注目決算》台 TSMC
10月20日(金)
東証プライム市場からスタンダード市場へ177社移行
臨時国会召集
9月全国消費者物価指数(8:30)※市場予想:3.0%
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