国内株式概況

　 　
本日の、国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況が、3日連続の買い越しとなったことや、底割れ懸念の後退から、買い安心感が広がり、徐々に値を上げる展開となった。
日経平均株価は、このところ、市場で意識されていた、25日ＭＡ（13372.81円）を上回って取引を終了した。

日経平均株価は、前日比、114.40円高の、13395.02円と続伸。
ＴＯＰＩＸも、前日比、14.09ポイント高の、1407.70ポイントと続伸して取引を終了した。

業種別指数は、33業種中、31業種が上昇。
大成（1801）・大林（1802）・清水（1803）・鹿島（1812）の建設業が値上がり率1位。
郵船（9101）・商船三井（9104）・川崎汽船（9107）の海運業が同2位。
三井不（8801）・三菱地所（8802）の不動産業が同3位。
鉱業、非鉄金属、石油・石炭製品も高い。

半面、ＢＳ（5108）・住友ゴム（5110）のゴム製品が値下がり率1位。
空運業も安い。

個別銘柄では、業績の上方修正と増配を発表した、ニッシン（8571）/168円（+23円）が大商いで上昇。
野村證券が含み資産を考慮した1株純資産が927円と試算した、テーオーシー（8841）/621円（+54円）が買われた。
業績上方修正の、名古屋銀（8522）/924円（+79円）が買われた他、九州親和（8340）/294円（+25円）、みなと銀（8543）/316円（+23円）、栃木銀（8550）/971円（+71円）などの地銀株も高い。
アパマン（8889）の傘下入りを好感し、システムソフト（7527）/387円（+80円）はストップ高。

半面、ソキア（7720）の仮装売買で子会社役員が強制捜査を受けている、バーテックス（9816）/149円（-19円）が安く、業績下方修正の、トーメンエレ（7558）/2900円（-220円）、エルピーダ（6665）/3000円（-170円）は売られた。
業績の増額修正と配当を発表した、ＤＩ（4310）/60万円（-4万円）は材料出尽くしから売られた。



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