田中精密工業（7218）
自動車、オートバイ部品を製造販売。ホンダグループ向けに強い。
昨日発表の2Q累計決算で、経常利益は前年同期比3.7倍の13.6億円に拡大。これに伴い、通期の同利益予想を20億円から28億円（前期は28.4億円）に40％上方修正し、今期の年間配当予想も10円から14円（前期は8円）に大幅増額修正している。中古車販売の増加でモビリティ事業が好調な様子。前場は窓開け急伸し、上値抵抗ラインの850円をブレイクしている。

ビジョナル（4194）
転職サイト「ビズリーチ」等を運営。
先週は東証プライム市場への市場区分変更申請を行ったことを発表。今2024年7月期の営業利益は前期比21％増の160億円の見通しで、前期比60％増の132億円で着地した前期に続いて最高益更新を見込む。また、11/6に「東証マザーズ指数」が廃止となり「東証グロース市場250指数」に変更となるため、グロース株の中でも2800億円と時価総額が大きい同銘柄は注目しておきたい。

DMG森精機（6141）
工作機械製造で世界トップクラス。
先週発表の3Q累計決算では、最終利益が前年同期比38.9％増の230億円に拡大。宇宙・航空、医療、エネルギー・発電関連が引き続き堅調で、円安の影響もあって機械1台当たりの受注単価が大きく上昇している模様。また、2023年12月末の受注残高は前年度末同水準の2550億円程度を見込み、豊富な受注残が来期以降の業績安定に寄与する期待がある。株価は決算発表後に切り返しに転じたものの、いまだ75日線下を推移しており、押し目買い候補で注目。