【★日経平均見通し★】
米長期金利の上昇や米株式市場安を受けて朝方は弱含む予想だが、151円台半ばに進行している為替市場を背景に、買い遅れた投資家の押し目買いが期待される。また昨日は、日経平均のテクニカル面において、一目均衡表での株価の雲上限突破で三役好転が完成、遅行線が強気シグナルを増大したことで、買い手優勢の形状となる変化日だったことを考慮すると、本日の下値は限定的と思われる。

【米国株】
ダウは続落、ナスダックは10日ぶりに反落！
注目されたパウエル議長の発言を受け、金融引き締めの長期化観測が改めて意識されたことで米長期金利が上昇、また直近の米株式市場の過熱感も意識され、相場をけん引していたハイテク株中心に下落した。


・NYダウ
33,891.94（-220.33）
・ナスダック
13,521.45（-128.97）
・S&P500
4,347.35（-35.43）
・SOX指数
3,452.34（-20.34）
・CME日経平均先物
32,510.00（11/9:日経終値比-136円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：14.76倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.30倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：1.98％　

●騰落レシオ（25日）：104.51％　（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：40.1％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：19.47（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）

－【前営業日（11/9）のおさらい】－
日経平均は3日ぶり反発！
この日もナスダック高や151円台まで進んだ為替相場を受けて、前日同様ハイテク株中心に幅広く買われた。その後も翌日に控えているSQを意識したと思われる買いが断続的に入り、大引けにかけて上げ幅を拡げ、一段高となった。

日経平均株価：32,646.46（+479.98）
TOPIX　 　　： 2,335.12（+29.17)
グロース250 ： 　692.00（+2.55）
東証プライム売買代金：4兆0,443億円
値上がり1285／値下がり332／変わらず42
グロース売買代金：896億円

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【今週の重要スケジュール】

11月10日（金）
米　11月ミシガン大学消費者態度指数
市場予想：63.8
※下回ると景気減速懸念。

《主な決算発表》
東エレク（8035）、資生堂（4911）、SBI(8473）...など629銘柄