【★日経平均見通し★】
注目された米消費者物価指数（CPI)が市場予想を下回り、米国株式市場が大幅高したことにより、朝方からシカゴ日経平均にサヤ寄せする展開で始まると思われる。金利低下を背景に主力の半導体関連株をはじめハイテク株や中小型株への資金流入の動きが予想される。

【米国株】
米国市場は全面高！
注目された米消費者物価指数（CPI）は市場予想を下回ったことにより、FRBによる追加利上げ観測が後退、利上げ終了期待が強まる中、長期金利が大幅に低下したことで、ハイテク株や景気敏感株を中心に幅広く買われた。

・NYダウ
34,827.70（+489.83）
・ナスダック
14,094.38（+326.64）
・S&P500
4,495.70（+84.15）
・SOX指数
3,685.57（+128.83）
・CME日経平均先物
33,230.00（11/14:日経終値比+534円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：14.72倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.30倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：1.98％　

●騰落レシオ（25日）：100.08％　（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：38.8％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：18.71（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）

－【前営業日（11/13）のおさらい】－
日経平均は続伸！
直前に発表を控えている米消費者物価指数（CPI）を見極めたいとして様子見ムードが広がったが、為替が151円台後半と約1年ぶりの円安水準になったことにより、輸出関連株の一角が買われた。しかし、上値では利益確定売りに押され、1日の値幅は168円強と方向感に乏しい展開となった。

日経平均株価：32,695.93（+110.82）
TOPIX　 　　： 2,345.29（+8.67)
グロース250 ： 　672.37（-5.69）
東証プライム売買代金：3兆5,448億円
値上がり782／値下がり821／変わらず76
グロース売買代金：1,212億円

------------------------------

【今週の重要スケジュール】

11月15日（水）
日　実質GDP（8：50）
市場予想：前年比-0.4％、前月比-0.1%

米中首脳会談
米　小売売上高（22：30）　
市場予想：前月比-0.4％
※マイナスが改善されると好景気持続と判断
米　生産者物価指数・PPI（22：30）
市場予想：前年比＋0.3%、前月比＋0.1%
※上回るとインフレ懸念
《主な決算発表》...4銘柄

11月16日（木）
米　フィラデルフィア連銀景況指数（22：30)
市場予想：-11.5
※マイナス幅が減少すると好景気持続と判断

11月17日（金）
《主な決算発表》
東京海上HD（8766）
SOMPOホールディングス（8630）...など3銘柄