日経平均は33,200~33,600円のレンジを想定
昨日は今年最大の上げ幅を見せた日経平均株価だが、値がさ株中心に買われており、値上がり銘柄数は全体の6割強と特段多くはなかった。しかし、金利低下を背景にグロース市場の売買代金が増加していることから、引き続きグロース株への資金流入が期待される。
【米国株】
米国市場は全面高!
前日の米消費者物価指数(CPI)に続いて、この日は生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、物価上昇の鈍化から追加利上げ観測が一段と後退し、株式市場には買い安心感が広がった。しかし前日までに900ドル超上昇していることから利益確定売りで上値は抑えられた。
・NYダウ
34,991.21(+163.51)
・ナスダック
14,103.84(+9.46)
・S&P500
4,502.88(+7.18)
・SOX指数
3,712.09(+26.52)
・CME日経平均先物
33,375.00(11/15:日経終値比-144円)
※執筆時(8:00)
-【重要指標】-
●日経平均株価
PER:14.85倍(先進国平均:約19倍)まだ割安水準
PBR: 1.32倍(先進国平均:約2.9倍)
配当利回り:1.95%
●騰落レシオ(25日):95.92% (120%以上になると過熱感が意識される)
●空売り比率:39.3%
●日経平均ボラティリティー・インデックス:18.57(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(11/15)のおさらい】-
日経平均は3日続伸、今年最大の上げ幅を達成!
10月米消費者物価指数(CPI)の上昇幅が市場予想を下回ったことを受けて、米国株式市場が大幅高となり、日経平均は33,000円を上回って始まる。国内金利の低下から半導体関連株や直近の決算発表後に売られていたソニーG(6758)やソフトバンクG(9984)が買い戻され、日経平均は7月3日に付けた年初来高値(33,753.33円:終値ベース)に迫る大幅高となった。
日経平均株価:33,519.70(+823.77)
TOPIX : 2,373.22(+27.93)
グロース250 : 691.74(+19.37)
東証プライム売買代金:4兆6,357億円
値上がり1058/値下がり539/変わらず62
グロース売買代金:1,733億円
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【今週の重要スケジュール】
11月16日(木)
米 フィラデルフィア連銀景況指数(22:30)
市場予想:-11.5
※マイナス幅が減少すると好景気持続と判断
11月17日(金)
《主な決算発表》
東京海上HD(8766)
SOMPOホールディングス(8630)...など3銘柄
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