会員様各位は、日本に拠点を構える企業が、米国でリクルーティング（採用活動）を行うビッグイベント、ボストンキャリアフォーラム、通称「ボスキャリ」についてお聞き及びになった事があるでしょうか？

毎年、企業規模の大小にかかわらず、主に米国内の大学に通う学生さんを、将来的に自社のスタッフとして採用する事を目論んで、様々な企業がブースを構え、学生さん達と直接交流・交渉を行う場として有名です。
今年の参加企業は下記のリンクから確認できます。
https://careerforum.net/ja/event/bos/

現在、米国はロスアンジェルスの大学に通っている私の娘は、大学2年生。
周囲の知人や友人が、今年の夏も各種企業のサマーインターンを経験しているのに、自分が後れを取っていると焦る一方、
自身の将来的なキャリアを決めかねている事もあり、いわゆる「就職活動」にすっかり自信を無くして悩んでいました。

「とにかくボスキャリに行け」
「巧く立ち回ろうと考えるな」
「名前を聞いた事が無い企業のブースにこそ足を運べ」
「先入観は要らない」
「ウインドウショッピングをするつもりで楽しめ」
これらが私のアドバイスでした。

娘が直前までボストン行きを渋っていた理由は、予め提出する「履歴書」を基にしたアプライ（申し込み）シートを、
いわゆる「AI」がチェックしているようで、ほとんど面接の予約まで進めない、という点。
それを「補完」する為にこそボスキャリというイベントがあるんだぞ、と言っても、パパの認識は甘くて古いと言われる始末。。。(>_<)

私自身はボスキャリに参加した事はありませんが、ゴールドマン/リーマン/バークレイズ在籍時に、若手をリクルーティングの為にボスキャリに派遣しており、
確かに昔の話かもしれませんが、リクルーティングの本質は大して変化していないハズだとの「読み」がありました。

ただ、娘の希望は、米国内でのインターンと就職なので、日本の企業が日本での採用を考えているのであれば興味は無いとのスタンス。
そうではない、そもそも経験値を高める為にも、様々な企業と話せる機会を逃すべきでは無い、と言って聞かせた次第です。

実際に、ボスキャリに出掛けた娘の「戦績」はどうだったのか？
昨日（現地時間の土曜日夜の時点）までの時点で、金曜夜のグループディナーに招待してくれた企業が3社。
土曜日の個別ディナーをセットしてくれた企業が1社。
来年卒業するなら即フルタイム（正社員）での入社を「内定」してくれた企業が2社。
来年夏のインターン参加を確約してくれた企業が2社。
さらには、2年後のフルタイム採用を内定してくれた企業も1社あったそうです。

ウロウロ歩き回っていたら、無理やりブースへ連れ込まれて、熱心に会社の説明を受けたり、冷やかしで入った超大手金融機関のブースで、いきなり後日の個別面接の誘いを受けたりと、嬉しい驚きの連続だったと興奮しておりました。
頂戴した名刺はおよそ50にも及び、その全てに御礼のメールを送るよう伝えたところ、既にロスアンジェルスで会おう、というお返事も幾つか来ているとの事。

私が娘の話を基にした、今年のボスキャリに関する私なりの見解は下記のとおりです。
・特に米国の「テック」関連企業の参加が今年は少ない印象。
・逆に多いなという印象はコンサルティング関連企業全般。
・Point72や、フォートレスといった、まずアクセスできないような運用体に会えるだけでもボスキャリ恐るべし！
・最も混んでいた印象のブースは、星野リゾート、Bloomberg、ソニーとの事。
・金融機関では、Citiとバンカメがかなり積極的だったらしいが、学生さん達の反応は今ひとつとの事。

いかがでしょう？
こんなところにも、各企業が勢力的に採用活動を行っている事が窺え、しいては、ボスキャリが「好調企業」を知るうえでのバロメーターのひとつとして機能しているとも言えるかもしれません。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆シミックHD（2309）
◆新日本科学（2395）
◆ソディック（6143）
◆瑞光（6279）
◆西本WismettacHD（9260）
ボスキャリに参加した企業のうち、時価総額が1000億円以下の企業を幾つかピックアップしてみました。
なるほど、なるほど。。。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪あすなろハロウィンジャンボ銘柄2023【オバケ5倍賞】≫
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【逆襲】開始ですね。

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