私が最も衝撃を受けた著名投資家としては、クオンツ投資のパイオニア、ジム・シモンズがダントツです。
最も有名なヘッジファンドのひとつ、レンテック（ルネッサンス・テクノロジーズ）の創業者ですね。

レイ・ダリオもジョージ・ソロスももちろん素晴らしいのですが、ジム・シモンズのアプローチは「別次元」とのイメージです。

個人的に一番お気に入りの発言はコレ。
『物理学者に金融を教える事は可能だが、金融学者に物理を教える事はまず不可能。』
運用に数理や統計の概念を持ち込んだシモンズ氏らしい発言ですね。

Part1/2で触れた、バフェット氏に関する見解も示しています。
レンテックが、定量分析を基本とする投資ファンドで、取引の大部分をアルゴリズムに依存している一方で、
『誠実で優秀な経営陣によって運営される素晴らしい企業を探し出すという、バフェットの伝統的なアプローチが時代遅れになる事はない』と断言しています。

現在のシモンズ氏は、レンテックのCEOも非常勤の会長の座も退き、主に慈善活動に携わっているそうですが、自身の指針のひとつとして、こんな発言もしています。

『簡単にあきらめないで、粘り強くやる事。永遠に挑戦し続けろというわけではないが、ちゃんと目的地に着くまで挑戦すべきだ。』
クオンツ投資のパイオニアの自己指針のひとつが、忍耐強く挑戦し続ける事であるという点は、個人投資家の投資スタンスにもつながる名言であろうと思う次第です。

「シメ」としては、やはりこの人を忘れるわけにはまいりませんね。
大石恭嗣氏。
誰？って、弊社の社長ですよ!(^^)!

『投資家の勝ちこそが我々の価値』
サラッと言ってるように聞こえるかもしれませんが、コレ、なかなか言い切れるもんじゃありません。
会員様各位が勝たなければ、私達は「無価値」で存在意義自体が無い、と断言しちゃっているわけですから。。。

『相場はあすなろと共に！』
コレも、証券会社勤務時の私には思いも及ばなかった概念です。

私どもは実際に投資行動を取っているワケではありませんが、大石は経営者目線に立った銘柄選択を行ったうえで、自らの足を使って収集した情報こそを分析し、AIの力を借りてデータ面の裏付けを取り、投資シナリオ部分は木村、取り組み内容に関しては億男W、という布陣で皆様にご紹介する「プロダクツ」を作り上げ、ご相談やお問い合わせについては薫を軸にサポートする、という徹底ぶりを日々実践しています。

「共に！」という点こそに比重を置いているスタンスが、会員様各位に伝われば幸いに存じます。

さて、二話にわたって、著名投資家の投資スタンスを、会員様各位の株式投資へのお取り組みに活かしていただこうと、『名言』をご紹介してまいりましたが、
今更申し上げるまでもなく、貴方様も、いえ、貴方様こそが、「市場関係者」の中でも重要なプレイヤーのお1人であるという、「自己認識」が最も重要と申し上げたいと思う次第です。

バフェット効果に提灯買い？
いえいえ、バフェット氏が、ロジャーズ氏が買いそうな銘柄を、貴方様が探し出して「先回り買い」する事こそに挑戦していこうではありませんか。
私ども、あすなろが、「共に」お手伝いさせていただきます。

他人のおカネを運用しているバフェット氏やロジャーズ氏やシモンズ氏が、あきらめずに挑戦し続けてきたのですから、ご自身のおカネを運用している貴方様が、あきらめちゃうなんて勿体無い限りですよね。



執筆：木村泰章