ボードルア（4413）

ITインフラを手掛ける。クラウドやDX、生成AI等、様々なデジタルサービスが急激に発展してきたものの、これらの技術を支えるITインフラの構築も高度化しており、この分野に精通したスペシャリストを大量に抱える技術者集団がボードルアだ。生成AIの代表格『ChatGPT』を利用する際に、アクセス過多で利用できない時間帯もあるようで、データセンターの新設、これの安定的な稼働を支えるITインフラのニーズが高まってこよう。社名のボードルアはフランス語で「（チョウチン）アンコウ」のことであり、深海に潜る大きな魚を求めて深海を彷徨う投資家が増えるかもしれない。

今期の経常利益（予想）は12.65億円と、過去最高であった前期の10.33億円を更新する見通しだ。アナリストコンセンサスは14.50億円と相当程度、強気スタンス。中間決算時点（最新）での経常利益（累計）は6.53億円であり、2期連続での最高益更新。この進捗状況を鑑みると、アナリストコンセンサスの強気姿勢も納得できる。AIによる企業の成長性総合評価は「B+」と悪くないし、会社側・アナリスト・AI予測（予想）共に総合的に考慮すると、今後の業績推移は堅調と見ていいだろう。

株価は10/24に安値2102.5円を付けた後はリバウンド。11/25に発表された自社株買いが好感されたようで、当面は下値が底堅い株価推移が期待できそうだ。直近は陰線が続いていたものの、下値はしっかり。心理的節目3000円も超え、次のターゲットは7/19高値の3665円が意識されてきそうだ。グロース指数全般が好調な動きを見せることによる連動高がそのターゲット達成率を上げてくれるかもしれない。しかしまずは3000円台での値固めを確認しておき、その後に仕込み場を探るのが良いだろう。