【★日経平均見通し★】
日米株式市場とも高値圏にあることから利益確定売りが出やすく、方向感の定まらない展開が続いています。上値は買いづらくエネルギー不足の感は否めませんが、下値では中間配当金の再投資等、押し目買いは活発であることから下値不安は和らいでいます。

【米国株】
ダウは続伸、ナスダック反落！
7-9月期の米国実質国内総生産（GDP）改定値が上方修正され、また米地区連銀経済報告（ベージュブック）による経済の減速が報告されると米長期金利は低下し、買い優勢となった。ナスダックも一時は7月の年初来高値を更新したものの、上値の利益確定売りをこなすにはエネルギーの不足感があり、取引終了にかけて上げ幅を縮小した。


・NYダウ
35,430.42（+13.44）
・ナスダック
14,258.49（-23.27）
・S&P500
4,550.58（-4.31）
・SOX指数
3,753.36（+35.01）
・CME日経平均先物
33,315.00（11/29:日経終値比-6円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：14.74倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.31倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：1.96％　

●騰落レシオ（25日）：120.81％　（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：42.9％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：17.05（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）

－【前営業日（11/29）のおさらい】－
日経平均は小幅に3日続落！
FRB高官の発言が利上げの終了や利下げにまで言及したことで、米長期金利は低下したものの日米の金利差により146円後半まで円が買われ、株式市場は幅広く売られた。売り一巡後は年末高を意識した押し目買いによって下げ渋ったが、終日方向感の定まらない展開により、大引けにかけては手仕舞売りで引けた。

日経平均株価：33,321.22（-87.17）
TOPIX　 　　： 2,364.50（-12.21)
グロース250 ： 　720.97（+9.85）
東証プライム売買代金：3兆5,441億円
値上がり565／値下がり1049／変わらず43
グロース売買代金：1,117億円

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【今週の重要スケジュール】

11月30日（木）
米　10月個人消費支出・PCEコアデフレータ（22：30）
市場予想：前年比3.5％、前月比0.2％
※下回ると好景気に陰りか？

米　シカゴ購買部協会景気指数・PMI（23：45）
市場予想：45.0
※下回ると景気減速から金利低下要因に

12月1日（金）
米　11月ISM製造業景況指数（24：00）
市場予想：47.7
※下回ると景気減速から金利低下要因に
米　パウエルFRB議長　発言（25：00）