【逆襲】に向かいやすい銘柄の「共通項」を探る Part2/2
まず、背景はこんな感じです。
◎地政学リスクや金利上昇リスクが意識される局面から、ようやく個別企業の成長性が着目される展開へ
ウクライナやイスラエルでの紛争、なによりも米国を中心とした世界的な金利上昇に身構えてきた株式市場においては、個別株に対する売り買いよりも、「リスクオン/オフ」の是非という面こそが重視され、それに伴って主力級大型株、中でも大企業製造業の売買こそが優先されてきました。
逆に、個別の中小型成長株、中でも非製造業/サービス業に関する売買は、「後回し」にされがちだった印象で、個別株の材料や成長性はクローズアップされませんでした。
この「流れ」が是正されるのであれば、戻り余地や切り返し余地は、主力級大型株/大企業製造業よりも、非製造業/サービス業の方が大きくなるものと推察します。
◎しばらく「蚊帳の外」となっていた投資テーマほど人気再燃しやすい
ズバリ、こんなテーマ群でしょうか。
・生成AI
・チャットボット
・メタバース
・DXコンサル
・M&A関連
・DX・AI寄りの広告やマーケティング
・企業の基幹システムのクラウド化
例えばAI関連と目される銘柄群は、中小型成長株群から主力級大型株群に至るまで、およそ300社ほどあるとされるのが一般的ですが、主に中小型成長株群に着目して、直近の株価推移に上昇傾向が見られるセクターを、コード番号で絞ると、概ねこんな感じかと存じます。
・3600番台~3800番台
・4300番台~4400番台
・5000番台~5100番台
業種的には、「情報・通信」が多く含まれる印象ですが、モノを作っているという感じよりも、サービス/包括的支援を手掛けているような企業群がメインと見ます。
昨日ご紹介した『先頭集団』と目されるグループと、『大幅上昇期待』と目されるグループが、共に先導役となって中小型成長株群全般の【底上げ/逆襲】へと繋がってゆく事を想定しておる次第です。
会員様各位が保有なされている中小型成長株群にも、こうした流れ/波が押し寄せる事が期待されましょう。
引き続き、「常に強気、いつも冷静」なスタンスでお取り組みいただきたいと存じます。
執筆:木村泰章
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