掉尾の一振は決して妄想でも幻想でも無い?!
過去1か月間の日経平均EPS単純平均値:1668.96円
過去1か月間の日経平均PER単純平均値:19.85倍
上記の2つの数値を基に、過去1か月間の日経平均理論株価を試算すると、1668.96円 X 19.85倍=33128.85円となります。
この期間を、12月に入ってから昨日までの15日間に絞ると、日経平均EPS単純平均値は1669.19円まで小幅に上昇する一方、日経平均PER単純平均値は19.77倍まで微減します。
日経平均構成銘柄の大部分は3月決算企業と目される事から、この年末年始にEPS部分はほとんど変化しないものと考えられます。
足元の日経平均EPSは「1669円」と仮定して宜しいでしょう。
弊社は、日経平均が年内中にも34000円に達する可能性アリ、と想定している事から、この34000円を上記1669円で割ると、日経平均が年内にも、「PER20.37倍」まで買われる可能性アリ、という事になります。
直近で、日経平均EPSが最も上ブレした日は12月20日のPER20.17倍です。
その12月20日の日経平均の高値は33824.06円でした。
20.37倍を20.17倍で割ると、上昇率はおよそ1%。
いずれにしても、来週5日のうちに、日経平均が34000円まで上ブレる可能性は充分あり得る「射程圏内」というワケです。
次に、およそ3か月前に該当する、9月末(29日)時点の日経平均EPSは1644.69円、日経平均PERは19.37倍でした。
という事は、日経平均EPSは3か月の間に、1.47%ほど増加し、日経平均PERは2.4%ほど切り上がった事が試算されましょう。
日経平均構成銘柄の大部分に相当する企業群が、次回の決算発表を終えるであろう新年2月の半ばの日経平均EPSを、仮に現状比で1.5%増加と想定すると「およそ1694円」と試算され、同様に、日経平均PERも現状比で2%切り上がると仮定すれば「およそ20.25倍」と試算されます。
EPS1694円 X PER20.25倍ならば、2月中には日経平均の理論株価は34303.5円まで上昇する事が見込まれます。
いかがでしょう。
2月中にも34300円なら、先行性のある株式指標はそれを早目に織り込んでも不思議はありません。
「掉尾の一振」が、単なる「当てずっぽう」では無く、理論的に見てもそこそこ裏付けのある見通しである事をご確認いただけたものと存じます。
引き続き、「常に強気、いつも冷静」なスタンスでまいりましょう。
執筆:木村泰章
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