株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-01-23 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

大量保有(変更)報告ウォッチ:FMRのスタンスにやや変化の兆し?

中小型成長株投資で定評のあるフィデリティ。
傘下のFMRが提出した、昨年12月以降の大量保有(変更)報告を調べてみると、
保有比率が減少した銘柄が圧倒的に目立ちます。
中小型成長株群は昨年の6月近辺が高値となっている銘柄が多く、信用期日迎えの売りが需給悪の原因として指摘されていましたが、それだけじゃなく、外国人勢の「実需売り」も株価下落の一因であった事が窺えます。
(左端の矢印は増減を示し、日付は報告提出日)

買い増しが確認された銘柄について、時価総額面の共通項は見出せず、印象としては圧倒的に「売り越し」と見るべきでしょう。

↑2157 コシダカホールディングス 2024/01/22 時価総額835億円
↓4485 JTOWER 2024/01/22
↓9776 札幌臨床検査センター 2024/01/22
↑6392 ヤマダコーポレーション 2024/01/22 時価総額119億円
↓6623 愛知電機 2024/01/22
↓9974 ベルク 2024/01/22
↓9977 アオキスーパー 2024/01/22
↑3134 Hamee 2024/01/22 時価総額177億円
↓4620 藤倉化成 2024/01/11
↓7509 アイエーグループ 2024/01/11
↓3148 クリエイトSDホールディングス 2024/01/11
↓4577 ダイト 2024/01/11
↓5484 東北特殊鋼 2024/01/11
↓7458 第一興商 2024/01/11
↓9193 東京汽船 2024/01/11
↓2169 CDS 2024/01/11
↓7229 ユタカ技研 2024/01/11
↓3036 アルコニックス 2024/01/11
↓3352 バッファロー 2024/01/11
↓6899 ASTI 2023/12/22
↓9962 ミスミグループ本社 2023/12/22
↓9997 ベルーナ 2023/12/22
↑6379 レイズネクスト 2023/12/22 時価総額119億円
↓8014 蝶理 2023/12/22
↓3626 ITホールディングス 2023/12/22
↑8283 PALTAC 2023/12/22 時価総額2894億円
↓1879 新日本建設 2023/12/22
↑9842 アークランドサカモト 2023/12/07 時価総額1103億円
↓2737 トーメンデバイス 2023/12/07
↓1938 日本リーテック 2023/12/07
↓5982 マルゼン 2023/12/07
↓1997 暁飯島工業 2023/12/07
↓4246 ダイキョーニシカワ 2023/12/07
↓9782 ディーエムエス 2023/12/07
↓3676 デジタルハーツ 2023/12/07
↑9717 ジャステック 2023/12/07 時価総額253億円
↓5445 東京鐵鋼 2023/12/07
↓6028 テクノプロ・ホールディングス 2023/12/07
↓9856 ケーユーホールディングス 2023/12/07

一方、東証の投資部門別売買状況等(1月9日~1月12日)では、外国人投資家は現物・先物合計で約1兆4,500億円の買い越しとなりました。(現物:約9,600億円の買い越し、先物:約4,900億円の買い越し)
買い越しは2週ぶりですが、何よりも、1兆円を軽く上回る買い越し額から、外国人投資家の買いが強烈との印象です。

外国人投資家による日本株買いは、上掲のFMRのように、個別銘柄を狙い撃ちするケースは稀で、まずは、株価指数先物を買い、次いで、その先物買いのポジションを、徐々に利食いながら個別銘柄の現物買いへと乗り換えてゆく事が一般的です。

つまり、「なんで、日経平均ばかりが急伸するのか?」というお問い合わせに対する、一般的、かつ、理にかなったお答えとしては「外国人投資家によるものと思われる買い」が「日経平均先物中心に流入しているから」という事になりましょう。

しかも、上掲のFMRのように、「フルインベスト」が「前提」である運用体は、大きな資金流出が無い限り、大きく売り越しに傾く事は稀です。
となると、FMRは上掲のような中小型成長株の個別銘柄の保有比率を落としながら、例えばグロース250指数先物や、さらには日経平均先物等の株価指数系先物を「一時退避的に」買っていた可能性もあるように思う次第です。

上掲のFMRの直近報告のあった1月22日に注目してみると、8銘柄の報告のうち、2銘柄が「新規」に5%超保有、1銘柄が「買い増し」でした。
大きく売りに傾いていた従前と比較し、そのスタンスに変化の兆しが現れ始めたものと考え、今後の動向に注目したいと存じます。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆デリバリコン(9240)
◆GRCS(9250)
◆CS-C(9258)
◆KYCOM(9685)
DX関連の、時価総額50億円以下のスモールキャップです。
時価総額が2倍になるだけでも、株価は大きく上昇しそうですね。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆セキュアヴェイル(3042)
12/21ご紹介。
子会社のLogStareが開発・販売するMicrosoft365の可視化・レポートツール「LogStare M365」がミルボンに採用された旨発表した事を受け、一気にST高!

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2024[第1弾]≫
全体相場が冴えない展開となった中にあって逆行高!
クラウド関連ですから相場の物色テーマに沿ってますね。

◆≪日の丸ジャンボ・テンバガー銘柄≫
新春お年玉特典銘柄が第1ターゲットをクリア!
フォローメールを配信させていただきましたのでご確認ください。

◆≪ロード・オブ・ザ・キングテンバガー銘柄≫
こちらも第1ターゲットを楽々クリア!
おめでとうございます!
フォローメールを配信させていただきましたのでご確認ください。

◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-≫
ご辛抱いただいた甲斐がありました!
本日も●●●円台を力強く上伸。

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