今年は節分天井・彼岸底?
節分(2月3日)頃に高値を付け、彼岸(春分の日)頃に向かって下落して、安値を付けやすい、という「アノマリー」の類のひとつで、一般的には、米の需給バランスに着目した相場の変動を示したものと認識されています。
とかく、「ゲンを担ぐ」傾向の強い市場関係者の間では、長年にわたり「格言」視されてきましたが、実際には・・・?
過去10年間の【TOPIX】の値動きを見ると、2月3日の始値から下落し、3月19日前後の終値を「明確に」上回った年は、コロナ禍の2020年1回のみでした。
過去10年間の【日経平均】もほぼ同様で、
「明確に」、節分天井・彼岸底があてはまったと言えるの2020年だけです。
しかし、今年2024年は、どうやら、この節分天井・彼岸底が「明確に」当てはまる事になりそうな「予感」がしております。
年末から年始にかけて大きく上昇した日経平均が「反動安」局面を迎える可能性があり、これに伴って、主力級大型株群が下落し、小型株が優勢な展開を予想します。
実は昨年も、1月は大型株中心の上昇で日経平均は4.7%上昇したものの、翌2月の上昇は僅かに0.4%でした。
2月の物色傾向は、規模別では大型株の0.6%高に対して小型株は1.6%高と、1月とは逆に大型株よりも小型株が優位な展開となりました。
昨日と本日は、『半導体や自動車に株価下ブレの可能性アリ』として、会員様とお電話口で直接、弊社の見解をお伝え致しましたが、その根拠はモチロン、「節分天井・彼岸底」などという、あいまいなアノマリーに基づくものではありません。
1月19日の当コラムでもご紹介させていただいたとおり、12月調査の日銀短観、1月調査のロイター短観を考慮する限り、
3月調査の日銀短観までは、『大企業製造業の景況感の低下が続く』と推察されるからです。
逆に、『非製造業・サービス業の景況感は概ね堅調推移』が予想され、会員様各位が保有なさられている、中小型成長株群の中でも、情報・通信セクターに属し、DX/IT/AI/Saas/クラウド/データ解析関連と目される銘柄群は、少なくとも向こう3か月は【逆襲】傾向が続く可能性があると申し上げて宜しいように思います。
執筆:木村泰章
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆tripla(5136)
ご紹介時からの株価騰落率104.74%。
ズバリ株価2倍です!
利確チャンス!
◆JESCO(1434)
ご紹介時からの株価騰落率37.84%。
「あえてスタンダード」銘柄です。
◆M&A総研(9552)
ご紹介時からの株価騰落率69.49%。
非製造業・サービス業には、M&Aも含まれるってご存知でしたか?
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村ゴールド会員銘柄-PREMIUM-≫
全体相場冴えない展開だったので、上昇幅は僅かでしたが、まだまだこれからです!
◆≪【創業感謝祭2023】大石&石井のキングメソッド銘柄≫
明日にも第1ターゲットをクリアしてきそうですね。
◆≪あすなろハロウィンジャンボ銘柄2023【オバケ5倍賞】≫
25日移動平均線を上回って、75日移動平均線の上抜きにも挑み始めた印象です。
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