きずなHD（7086）

家族のための葬儀『家族葬のファミーユ』、一般葬などの『イマージュグループ』、直葬も行う『備前屋オブジェ』などを運営・提供。コロナ禍で、家族だけで葬儀を行う「家族葬」のニーズが増えたと考えられることから、同社主力の家族葬サービスを利用する顧客も多いと推察する。その他の葬儀プランのラインナップも豊富なことから、葬儀全般の需要を取り込むことができよう。高齢化社会で、今後も葬儀数が増えることが想定され、事業環境は良好の穴株と見る。

2/9発表の「2024年1月度 月次業績に関するお知らせ」によると、最新である1月の葬儀売上は10.91億円（前年同期比14.1％増）と好調。葬儀単価も12月から持ち直し、葬儀件数は今年度でピーク。付加価値のある葬儀サービスを提供し、葬儀単価を上げることで、更なる売上高更新が狙えるだろう。外出機運も高まったことであるし、直葬や盛大な葬儀といった「家族葬」以外のサービス提供が増えることに期待したい。xenoBrain（AI）の総合評価はB+と展望は良好。

株価は昨年10/16に急落。10/13発表の1Q決算が減益だったため、失望売りが加速したものと思われる。しかしながら、通期の業績予想は増益の見通しであることから、安値圏では押し目買いが下値を支えてくれるであろう。足元では節目の1400円前後で自律反発が見られるものの、上値は抵抗線である25日線が抑え、上値の重い様相。新たな材料、日柄調整を待つスタンスか。もしくは反発で25日線を「着実に」突破したタイミングでインするのも一考であろう。