株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-02-20 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

七人の侍 by ゴールドマン

アイデアもネーミングセンスも素晴らしいとは思います。
でも肝心の内容は、正直、う~ん、と言う感じでしょうか。。。

ゴールドマン・サックス証券は18日付けで、米国に「マグニフィセント7」と呼ばれる主力級大型テック株グループに相当する、日本の7銘柄「セブン・サムライ」を「暫定的」に選定しました。

黒沢明監督の世界的に有名な映画になぞらえて「七人の侍」としたものと考えられます。
・SCREEN
・アドバンテスト
・ディスコ
・東京エレクトロン
・トヨタ
・SUBARU
・三菱商事

選定基準としては、流動性が高い主力級大型株で、年初来と過去12カ月の株価のパフォーマンスが良好、2020年以降営業赤字や最終赤字に陥っていない企業、などの点が考慮された模様です。

ゴールドマンはレポートの中で、2020年3月以降の株価の変動要因を分析し、米国の「M7」は「売上高の拡大」が変動要因であるのに対し、日本の「セブン・サムライ」は「ほとんどが利益率とPER(株価収益率)の拡大によるもの」と指摘しています。

「暫定的」とはいえ、この7社が今年の日本の株式相場の「牽引役」になりえるものと見て宜しいでしょう。

しかしながら、ツッコミどころもあります。

ディスコは「TOPIX Large70」ではありますが、そのウェイトは0.5%程度に過ぎず、日経平均の採用銘柄でもありません。
日経平均のウェイト(構成率)のトップであるファーストリテーリングも、同4位のソフトバンクGも「セブン・サムライ」には選出されず、今や半導体関連と言えば必ずや名前が上がる、レーザーテックも選出されませんでした。

また、SUBARUの時価総額レベルは、約2.5兆円ではあるものの、例えばソニーの約16.8兆円と比べれば劣ります。
となりますと、いずれも日本を代表する主力級大型株ではあるものの、「セブン・サムライ」を日本の株式市場のセンチメントを測る「指標」と見なすには、やや無理があるように思います。

更には、「半導体4:自動車2:商社1」というセクター比率を、仮に、今年の日本の株式投資における、代表的な「組み入れ比率」と見なしてしまうと、半導体部分の比率が大きすぎる印象です。

この7銘柄が「セブン・サムライ」に選定される事自体に、異論を唱えるつもりはありません。
ただ、納得はできるのだけれど、「だから何?」的な、しっくりこない違和感を個人的には覚えた次第です。

「日本にだってセブン・サムライという、M7にも負けない超優良銘柄があるよ」と言い切ってしまって良いのでしょうか?
「超優良」だからといって、株価パフォーマンスも「超優良」である事が約束されているわけではありませんもんね。。。



執筆:木村泰章

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