西川ゴム工業（5161）
自動車用シール製品を製造・販売。
特にドアウェザーストリップは日本の全自動車メーカーに納入実績を持ち、国内トップシェアを確保している。2/8に発表の3Q累計決算では経常損益が58.8億円の黒字（前年同期は1.9億円の赤字）に大幅改善。通期計画の71億円に対する進捗率も82.9％に達している。EV特有のモーター音など軽減するシール材の開発推進にも努めており、テスラとの取引実績もあるためその知名度を上げている。チャートは25日線をサポートに上昇トレンド継続中。PBR：0.5倍台の割安感も買い材料となろう。

レイ（4317）
イベント、展示会、テレビCM等の企画、映像編集など。
昨日引け後に配当予想の増額修正を発表。今期期末一括配当予想を10円から15円（前期15円）に増額した。同社は業績に応じた適正な利益配分を行うことを基本方針としており、足元の業績が堅調に推移していることを勘案したようだ。減配予想が覆ったことでサプライズ感が強く、前場は窓開け急騰。週足の一目均衡表は抵抗帯を突破しており、中期的な株価上昇に期待したいところ。

スペースマーケット（4487）
住宅や会議室などの空きスペースマッチングサービスを提供。
前期の営業損益が1.01億円の黒字（前期実績1.14億円の赤字）で着地したことに続き、今期の営業損益予想も前期比67.2％増の1.7億円の黒字を見込む。また、新サービスの公共施設予約管理システムは3つの自治体で導入が決定している。株価は400円前後でのもみ合いが続いているが、出来高が衰えていることから売り物も出尽くしつつあると見ている。今後は下値切り上げ型チャートへの展開を予想する。