加藤の相場展望 「日銀の次は政府の経済対策が下支え」
【8/1】加藤の相場展望
〜毎朝確認したい厳選お役立ち情報をお知らせ〜
おはようございます。
平素よりあすなろ投資顧問をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本日の相場展望を下記にてご覧いただけます。
■ MENU ―――――――――
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┣【1】本日の相場展望
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┣【2】本日の市場スケジュール
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┣【3】決算・個別材料情報
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┣【4】自社株買い
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┣【5】市場変更・株式分割・信用規制
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■【1】本日の相場展望 〜追加緩和後の円高が重石となる日本株〜
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本日の日経平均は米GDP成長の減速を背景とする円高により、調整を強いられそうです。先週末に日銀の追加緩和が発表されたものの、市場の期待に満額で応える回答は得られず、失望売りを誘いました。今週末には米雇用統計が控えており、政府の経済対策と米利上げ後退の強弱材料で一進一退の展開が予想されます。
・明日2日には政府の経済対策が閣議決定、3日には内閣改造も
・東京都知事選で無所属の小池氏が圧勝、
・米GDPが市場予想を大きく下回り、利上げ観測は再び後退
・欧州のストレステストはブレグジットによる景気失速を想定
足元では主要国の金融政策の発表が出そろい、日本株にとっては為替円高が重くのしかかり上値が抑えられそうです。市場けん引役の主役交代で、消去法的に内需関連株、好業績株に目線が移るものと考えます。
日銀の追加緩和の内容でマイナス金利の深掘りが盛り込まれなかったことにより、金融株の買戻しが鮮明となりました。グローバルなファンドポジションにおいては欧州のストレステストを受けて、自己資本に厚みのある邦銀株のウェイトが高まることが予想される他、29日に公表されたGPIFの保有銘柄においても存在感を示しています。
引き続き、主要銘柄の決算発表が相次ぐ中、業績上振れの銘柄や市場予想よりも減益幅が小さかった銘柄への物色が進むものと思われます。株式指数の下落の裏で、買われる銘柄には選別色が強まる可能性がありますので、無理せずに次の材料を待つ忍耐が必要となる局面でしょうか。
それでは、本日もよろしくお願いします!
■【2】本日の市場スケジュール
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<国内>
7月自動車販売台数(14:00)
<海外>
IOC総会で2020年東京オリンピック・パラリンピックの追加種目が決定(〜8/4)
中国7月製造業PMI(10:00)
中国7月非製造業PMI(10:00)
中国財新7月製造業PMI(10:45)
米6月建設支出(23:00)
米7月ISM製造業景況指数(23:00)
■【3】決算・個別材料情報
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【決算関連】
《本日発表企業》81社
JT(2914)、キーエンス(6861)、住友商事(8053)、東急不動産(3289)、寿スピリッツ(2222)、トリドール(3397)、EPSHD(4282)、イー・ガーディアン(6050)・・・
・アートスパークHD(3663)−16年12月期2Qの連結経常利益は前年同期比108倍の4億3000万円に急拡大し、従来の3100万円の赤字予想から一転黒字で着地。通期計画の3億0500万円に対する進捗率が141.0%とすでに上回っている。
・サイオステクノロジー(3744)−16年12月期2Qの連結経常損益は2億9200万円の黒字(前年同期は3800万円の赤字)に浮上して着地。あわせて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字→3億1000万円の黒字(前期は1億3700万円の赤字)に3.1倍上方修正し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通し。
・ペッパーフードS(3053)−16年12月期2Qの経常利益(非連結)は前年同期比2.1倍の4.4億円に急拡大。同時に、今期の年間配当を従来計画の10円→20円に大幅増額修正した。
・eBASE(3835)−17年3月期1Qの連結経常利益は前年同期比9.4倍の9400万円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の2億2500万円に対する進捗率は5年平均の19.3%を上回る41.8%に達した。
・アトラ(6029)−16年12月期2Qの経常損益(非連結)を従来予想の2400万円の赤字→1億1700万円の黒字(前年同期は1億0300万円の黒字)に上方修正、一転して黒字に浮上し、13.6%増益見通しに。
・KIMOTO(7908)−17年3月期1Qの連結営業損益は1900万円の黒字(前年同期は2億6400万円の赤字)に浮上、上期計画の1億2000万円の赤字をすでに上回った。
・IRジャパンHD(6035)−17年3月期1Qの連結経常利益は前年同期比80.9%増の5.7億円に拡大し、通期計画の9億円に対する進捗率は64.3%に達した。5年平均の51.2%も上回る。
【個別材料】
・ベネフィット・ワン(2412)−お金のデザインと共同で「MYDC」に出資し、個人型拠出年金事業に参入すると発表。
■【4】自社株買い・公募増資
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・幸楽苑HD(7554)−公開買付により発行済み株式数(自社株を除く)の10.33%にあたる170万株(1株1350円、金額で23億円)の自社株買いを実施。買い付け期間は8月1日から8月29日まで。
・日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)−公開買付により発行済み株式数(自社株を除く)の9.75%にあたる85万株(1株382円、金額で3.5億円)の自社株買いを実施。買い付け期間は8月1日から8月29日まで。
・NCS&A(9709)−発行済み株式数(自社株を除く)の11.81%にあたる250万株(金額で6.5億円)を上限に自社株買いを実施。買い付け期間は8月1日から9月30日まで。まずは、1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で実施。(買い付け価格は29日終値の248円)
その他に、アイエックス(9753)、ウシオ電機(6925)、ダスキン(4665)、ミロク情報S(9928)、日本特殊陶業(5334)、CDS(2410)、理想科学工業(6413)、KIMOTO(7908)
・第四銀行(8324)−発行済み株式総数の3.10%に相当する1110万株を8/19に消却する。
■【5】市場変更・株式分割・信用規制解除
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【市場変更】
本日はありません。
【株式分割】
・スタートトゥデイ(3092)−9/30を基準日に10/1付で1株→3株の分割
・暁飯島工業(1997)−8/31を基準日に9/1付で1株→2株の分割
【信用規制解除】
モブキャスト(3664)−東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上
[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
インスペック(6656)−東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上
[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
マルコ(9980)−同上。7/20売買分から。
ウインテスト(6721)−同上。7/14売買分から。
ソフトフロント(2321)−同上。7/12売買分から。
日本ラッド(4736)−東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上
[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
【信用規制銘柄】
モバイルファクトリー(3912)−東証と日証金が7月26日売買分から信用取引に関する規制を実施。
信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする。
AppBank(6177)−同上7/25売買分から。
サノヤスHD(7200)−東証と日証金が7月25日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。
東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、
日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。
ソフトブレーン(4779)−東証と日証金が7月12日売買分から信用取引に関する規制を実施。
信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする。
ネクストウェア(4814)−同上。7/11売買分から。
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