アスカネット

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「イノベーション」を キーワードにした3つの事業(同社Webサイトより)を展開。それはオンデマンド印刷による小ロットに対応した「フォトブック事業」。そして、葬儀社向けの遺影写真の加工などを行う「フューネラル事業」。最後に、空中結像技術を基にした「空中ディスプレイ事業」。撮影技術を中心に据えて展開される3つの事業は成長性があり、また関連性も高く感じられる。それは同社社員のイノベーションが生み出した新たな事業とコア技術のシナジーにより、更に高まり、グロース事業の成長率も高いと見られる。ゆえにグロース株の中のグロース株として注目しておこう。

恐らくこの創造性と、今後の事業の方向感を示すため、メタバースやXR(クロスリアリティー)に関するイベントに協賛・出店したことに驚きはない。（「TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールド」，2024/1/26～28）3/11発表の3Q決算における営業利益は3億3600万円で着地。通期計画値は4億4400万円。進捗率は75％程度と悪くなかろう。XENO(AI)によると、4四半期後は大幅な営業増益の予測。展望は良好とAIは予測しているようだ。

株価は一目均衡表の抵抗帯(雲)を抜けてきた。今後は昨年12月高値である742円や、右肩下がり形状である200日線(執筆時:736円)が短期的な上値メドとして意識されてこよう。3/11発表の決算は、足元の値動きを鑑みると市場には好感されているようで、今後は好業績を期待したマネーの流入が直近の株高を支える格好となろう。出来高の急増を背景としたモメンタム(勢い)が衰えなければ、昨年3月以来の1000円台も射程圏内に入ろう。