加藤の相場展望 「日経平均は16,000円を巡る攻防」
【8/3】加藤の相場展望
〜毎朝確認したい厳選お役立ち情報をお知らせ〜
おはようございます。
平素よりあすなろ投資顧問をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本日の相場展望を下記にてご覧いただけます。
■ MENU ―――――――――
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┣【1】本日の相場展望
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┣【2】本日の市場スケジュール
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┣【3】決算・個別材料情報
┃
┣【4】自社株買い
┃
┣【5】市場変更・株式分割・信用規制
┃
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■【1】本日の相場展望 〜今こそサバイバル投資を〜
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本日は朝方から為替相場の円高を織り込みに向かい、弱含む展開となりそうです。昨日の大引け後から円高が加速、足元では100円台に突入して上値を押さえそうです。日経平均は75日線をサポートに16,400円水準を横ばいに底堅さを維持してきましたが、欧州時間に入ると16,000円まで下押しする場面もありました。政府から経済対策が発表されたものの、事前報道の域を出ず投資においては慎重さが求められると言えます。
・昨日の日本国債入札が低調に終わり、債券市場は下落
・過去最高値を更新していた米国株も軟調な展開
・日本国債に続き、独国債も金利上昇、金にマネー流入
昨日までの日経平均は円高進行の割に底堅さを見せていたこともあり、ドルベースの日経平均では最高値水準を維持していたと言えます。目下、円高よりも気になるのは、2日に実施された日本の10年国債入札が低調で、金利上昇に拍車をかけたことです。現水準は日銀の追加緩和でマイナス金利の深掘りや国債買入枠の拡大分を過剰に織り込んでいたことによる下落分と捉えられるものの、流通市場に加え、発行市場でも需要の薄さが確認されたことは懸念が残ります。
政策イベント通過でヘッジファンドが思い切って円買いに走る口実を与えられたともいえ、当面は円高と向き合いながら投資戦略を練る必要がありそうです。一方で、打開策となるのは日銀政策のETF買入6兆円に拡大されたことです。昨日、改めて金融庁長官の認可を得て、下落局面ではある程度の下支えが期待できそうです。
日経平均のサポートを下抜けする場面では、個人投資家として儲けよりもまず資産を守ることを第一義と考え、従来の買い一辺倒だけではなく、下落局面への備えも必要になると思われます。「魔の8月」にご注意を。
日銀ETF買い入れに倣えではありませんが、個別株の他にETFへの投資にも妙味が出てきたのではないでしょうか。参考となるヘッジ型資産を紹介しておきます。
VIX短期先物指数ETF(1552)
VIX中期先物指数ETF(1561)
日経平均ベア上場投信(1580)
ダイワ日経平均インバース(1456)
日経ダブルインバース(1357)
日経平均ベア2倍ETF(1360)
大和日経平均ダブルインバース(1366)
それでは、本日もよろしくお願いします!
■【2】本日の市場スケジュール
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<国内>
6月開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
<海外>
米7月ADP雇用統計(21:15)
米7月ISM非製造業景況指数(23:00)
■【3】決算・個別材料情報
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【決算関連】
《本日発表企業》122社
三井物産(8031)、富士重工業(7270)、明治HD(2269)、カルビー(2229)、アイスタイル(3660)、中越パルプ工業(3877)・・・
・カゴメ(2811)−16年12月期2Qの連結経常利益は前年同期比63.0%増の56.4億円に拡大し、通期計画の94億円に対する進捗率は60.0%に達し、さらに前年同期の49.3%も上回った。
・山崎製パン(2212)−16年12月期2Qの連結経常利益は前年同期比45.6%増の197億円に拡大し、従来予想の154億円を上回って着地。
併せて、通期の同利益を従来予想の310億円→350億円(前期は283億円)に12.9%上方修正、増益率は9.5%増→23.7%増に拡大。25期ぶりに過去最高益を更新する見通し。
・ステラケミファ(4109)−17年3月期1Qの連結経常利益は前年同期比74.3%増の3.1億円に拡大。
併せて、通期の同利益を従来予想の13.4億円→29億円(前期は10.4億円)に2.2倍上方修正し、増益率が28.4%増→2.8倍に拡大する見通し。
同時に、上期の同利益を従来予想の6.9億円→13.9億円(前年同期は2.8億円)に2.0倍上方修正し、増益率が2.4倍→4.9倍に拡大する見通し。
・日東精工(5957)−16年12月期2Qの連結経常利益を従来予想の10.2億円→15.1億円(前年同期は10.5億円)に48.2%上方修正し、一転して43.7%増益見通し。上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の20.5億円→25.5億円(前期は19.8億円)に24.4%上方修正。
【個別材料】
・エスケイジャパン(7608)−固定資産売却益で今期最終損益を従来予想の6700万円の黒字→2億7700万円の黒字(前期は1億8500万円の赤字)に4.1倍上方修正。
・ショーケース・ティービー(3909)−広告サービス事業が堅調で今期経常利益を従来予想の1.3億円→1.5億円(前年同期は1.2億円)に16.4%上方修正、増益率が5.5%増→22.8%増に拡大する見通し。
・ダンロップS(7825)−為替の円高進行により、輸入コストが減少し、上期の連結経常利益を従来予想の7億円→13億円(前年同期は8.2億円)に85.7%上方修正。一転して58.3%増益見通し。
■【4】自社株買い・公募増資
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・アマティ(5952)−発行済み株式数(自社株を除く)の4.69%にあたる55万株(金額で5500万円)を上限に自社株買いを実施。買い付け期間は8月3日から9月30日まで。まずは、3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で実施。(買い付け価格は2日終値の92円)
・ダイユーエイト(2662)とリックC(3147)が共同持株会社ダイユー・リックHDに株式移転することに伴い、ダイユーエイトが保有する自己株を消却。予定日は8/31。
■【5】市場変更・株式分割・信用規制解除
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【市場変更】
本日はありません。
【株式分割】
・セプテーニHD(4293)−9/30を基準日に10/1付で1株→5株に株式分割
【信用規制解除】
AppBank(6177)−東証と日証金が8月3日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
ソフトブレーン(4779)−同上。8/2売買分から。
ネクストウェア(4814)−同上。7/29売買分から。
モブキャスト(3664)−東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上
[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
インスペック(6656)−東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上
[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
マルコ(9980)−同上。7/20売買分から。
ウインテスト(6721)−同上。7/14売買分から。
ソフトフロント(2321)−同上。7/12売買分から。
日本ラッド(4736)−東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上
[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
【信用規制銘柄】
テックファームHD(3625)−東証と日証金が8月3日売買分から信用取引に関する規制を実施。
信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする。
モバイルファクトリー(3912)−同上。7/26売買分から。
サノヤスHD(7200)−東証と日証金が7月25日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。
東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、
日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。
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