株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-03-21 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

グロース250指数の800ポイント奪還は時間の問題との印象

中小型成長株群「全般」の株式指標として目されるグロース250指数(旧マザーズ指数)が、いよいよ本格的な切り返し局面へと進み始めています。

数値面を確認しておきましょう。

・3月高値(3月21日前場終了時現在:以下同様):3月7日ザラ場 787.23ポイント
・3月安値:3月15日ザラ場 718.72ポイント
・2年平均:734ポイント近辺
・200日移動平均線:732.6ポイント近辺
・75日移動平均線:716.65ポイント近辺
・25日移動平均線:753.5ポイント近辺
・3月21日始値:754.62ポイント
・3月21日高値:760.53ポイント
・3月21日安値:752.43ポイント

これらの数値を基に、「文章で解説」すると概ねこんな感じです。

・3月7日に日系平均は一時、史上最高値となる40472.11円まで進むが、その後失速。
 グロース250指数も3月7日にザラ場の高値を付けるも、その後は短期的な調整局面へ。

・グロース250指数の3月安値は、日銀会合をリスク視したセンチメントの悪化が色濃かった、3月第3週末の3月15日で25日移動平均線を割り込む。
 ただし、3月15日のザラ場安値は、75日移動平均線を下回らなかった。

・日銀会合の内容を株式相場が織り込み済み、との認識が拡大した3月18日の週初には、グロース250指数も切り返しに転じ、特に3月19日の安値737.72ポイントは、接近していた200日移動平均線と2年移動平均線をも上回った。

・本日のグロース250指数は、25日移動平均線を上回って始まり、そのまま25日線の上で推移。

いかがでしょうか?
まだまだ、日経平均の上昇に引っ張り上げられている「おかげ」という点は否めないとしても、グロース250指数の「方向性」は、「底上げ」から「切り返し基調が鮮明となり始める」局面に進み始めている事を、確認していただけるものと存じます。

さて、ここで、聡明な会員様各位は既にお気付きの事でしょう。
そうです!
4月上旬は、2月/5月/8月/11月決算企業が比較的多い、中小型成長株群の決算発表シーズンです。

今のところ、4月1日から4月15日までの2週間に、決算発表を予定している企業はおよそ430社。
このほとんどが、中小型成長株群であろうと目されます。
4月~5月の主力級大型株群の決算発表シーズンの「前哨戦」と申し上げても宜しいかもしれません。

日銀だ、FOMCだと、金利動向や為替動向ばかりに目が向いていた株式相場は、いよいよ、「業績相場」への移行を意識し始め、その「前哨戦」とも言うべき、4月上旬の中小型成長株群の決算発表が、注目される地合いへと進んでくる事が期待されるわけです。

しかも、3月18日の当コラムでご紹介申し上げたとおり、外国人投資家の4月の日本株の買い越し(現物)は、過去20年間で19回も観測されているのです。
「外国人投資家は中小型成長株なんて買わないよ」?
いえいえ、個別銘柄を買わかったとしても、グロース250指数先物を買う可能性は充分考えられるように思います。

日銀は本日、2023年10~12月期の資金循環統計(速報)を発表し、昨年12月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は前年同月末比5.1%増の2141兆円となった事を明らかにしました。
外国人投資家だけでなく、個人投資家こそが、今年の「ブル相場」の主役となる可能性も充分と見ます。

ゆえに、グロース250指数の800ポイント奪還は時間の問題と見ます。
会員様各位が保有なさられている中小型成長株群にも、プラス作用が及ぶ可能性が高い、とお伝え申し上げたいと存じます。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆大豊工業(6470)
◆日本精工(6471)
◆NTN(6472)
◆ジェイテクト(6473)
◆不二越(6474)
ベアリング・軸受け関連です。
自動車生産の回復というストーリーは、今年のブル相場の「核」となりましょう。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆デリバリーコンサルティング(9240)
 本日も高値を更新!
 1月23日のご紹介時からの高値騰落率100.39%。
 明日辺りが一旦利確のタイミングと見ます。

◆ノバシステム(5257)
ソフトウェア開発関連強し!
本日は一時2月の高値を上回る場面も。
 昨年11月7日のご紹介時からの高値騰落率59.74%。

◆中央発條(5992) 
本日も高値を更新したものの「陰線」でした。
 昨年11月1日のご紹介時からの高値騰落率57.22%。
 一旦利確のタイミングと見ます。

◆Mipox(5381)
700円台への回帰を目指している印象。
 昨年10月27日のご紹介時からの高値騰落率37.45%。

◆北川鉄工所(6317)
 窓を開けて上伸し一気に昨年来の高値を更新!
 昨年11月14日のご紹介時からの高値騰落率36.5%。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2024[第3弾]≫
 第3利確ポイントが射程圏内!

◆≪ロード・オブ・ザ・キングテンバガー銘柄≫
 こちらも第2利確ポイントが射程圏内!

◆≪木村泰章の天下一銘柄≫
 ごじっかり。
 出来高も増えてきました。

◆≪木村泰章のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
 終値ベースで75日移動平均線の上へ!
 楽しみです!

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