イーディーピー（7794）
人工ダイヤの原料や関連素材の開発・製造など。
同社はダイヤモンドを半導体材料として利用するための開発に使用する各種基板（ウエハ）を販売しており、このほど量子デバイス開発用の基板を製品化し、4月1日に発売予定。24年度の業績への影響は軽微のようだが、今後はダイヤモンドの量子デバイス開発がさらに活発化することが想定され、市場拡大が期待される。事業成長ステージにつき業績面は冴えないが、次世代技術の展開で夢のある銘柄である。昨日は出来高を伴った上昇で75日線を回復。

タキヒヨー（9982）
名古屋地盤のアパレル商社。
昨日引け後に24年2月期業績予想の上方修正を発表。営業利益が前の期比7.3倍の6億9000万円と、前回予想の4億円から72.5％上振れする予想で、22年2月期の22億円超の赤字から大幅に改善することになる。市況回復やコスト上昇分の販売価格への反映、適正な採算を確保する営業スタンスの徹底などが奏功した模様。期末配当予想も10円から15円に引き上げ、年間では5円増配の25円を見込む。前場は急伸し1300円を回復。売り物をこなしながらの上昇トレンドに期待。

クラウドワークス（3900）
大企業向けに強いクラウドソーシング会社。人材マッチング事業も展開。
継続的なM&Aの実施で事業拡大を進めてきた成果が出てきており、1Qは大幅増益を達成。生成AIの需要が増える一方で、技術を使いこなす人材が不足しており、委託料が上昇傾向にあるようだ。株価は1500円付近で下値の固さを確認した後にリバウンド。今後も活況な生成AI分野での需要が期待されるため注目しておきたい。