聡明な会員様各位は、本日が配当落ち日ゆえ、また、3月期末でありながら4月受け渡しの初日にあたる【特異日】である事からも、様々な需給絡みの売買と、それを見越した多数の思惑売買が入り混じり、不安定な相場展開になりがちである事が、予想の範疇内であったものと存じます。

予想よりも「やや荒れ模様」ではありましたが。。。

概ね、配当落ちの影響が出る3月決算企業の株価は想定以上に売り優勢、逆に、配当落ちと無関係の企業の株価は想定以上に買い優勢だったと申し上げて宜しいように思います。

3月決算企業の多い、ゆえに、配当落ち日に該当する企業の多い、日経平均構成銘柄群、TOPIX構成銘柄群が軟調推移だった一方で、グロース250指数は13時10分頃にもプラスに転じる場面が見られました。

プライム市場に属し、TOPIXの構成銘柄のひとつである、THK（6481）は、全体相場が軟調な中、4％超となる逆行高を演じ目を引きました。
外資系証券会社が3月26日付けで、THKの目標株価を引き上げた事も影響したものと捉えていますが、なにより、12月決算企業で無配である事から、【特異日】の影響を受けにくく、その点から買い優勢の需給環境であったものと考えます。

このTHK、外国人保有比率は40％に迫るほどで、投信の保有比率も10％を超えます。
4月は外国人投資家が買い越しに傾きやすい事は、当コラムでご紹介済ですが、4月からの「新年度入り」を念頭に、投信も買い優勢となる傾向が市場内で期待されております。

本日の全体相場の軟調推移は、【特異日】ゆえの一過性の値動きであり、足元では引き続き、機関投資家勢は日本株に対して強気である事が、本日のTHKの逆行高からも窺えるよう感じた次第です。

THKと同様に、3月決算ではなく10月決算のハイレックス（7279）もおよそ5％高。
こちらも外国人投資家の保有比率は20％と目され、さらにはスタンダード市場に属している事から、買いが優勢だったのでしょう。

23年6月にご紹介した【木村のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-】も、23年8月にご紹介した【木村のギャラクシーダイヤモンド銘柄】も、本日は2％ほどの逆行高。
プライム市場の3月決算であり配当落ちの影響もあったはずの【木村の天下一銘柄】も、終日こじっかりの値動きでした。

つまり、理論的な根拠に基づく投資シナリオの組み立てが可能で、将来的な業績成長が見込まれる銘柄群には、【特異日】の本日も株価が逆行高となるくらいに、投資家の買い意欲が根強い事を再確認できたように感じた次第です。

明日以降、【特異日】を通過した事により反動高を迎える銘柄も少なく無いものと考えます。
引き続き強気目線でまいりましょう。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆エスティック（6161）
◆守谷輸送機（6226）
◆テクノスマート（6246）
◆フロイント産業（6312）
◆トリニティ工業（6382）
ひと口に機械といっても様々ですが、時価総額比較的小さい企業の方が、業績推移も株価の方向性も上向きとの印象です。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆オプティマス（9268）
　昨年来の高値を更新！
　昨年11月21日のご紹介時からの高値騰落率77.66％。
　会社四季報によれば来期も大幅な増収増益見込みです。

◆ノバシステム（5257）
　再度大幅高！
　ソフトウェア開発関連強し。
　昨年10月24日のご紹介時からの高値騰落率62.74％。

◆東京計器（7721）
　米国での船舶事故の連想買いが向かったものと見ます。
　昨年11月17日のご紹介時からの高値騰落率61.51％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪【創業祭2024】大石＆石井のダイヤモンドメソッド銘柄≫
　逆行高！
　崩れません！

◆≪日経平均3万5千円記念即日公開銘柄≫
　銘柄公開後の高値を更新！
　目指せ、第3利確ポント！

◆≪ロード・オブ・ザ・キングテンバガー銘柄≫
　第2利確ポイントが目前！
　引き続き売り上がりのスタンスで。

◆≪セレスティアル・スター銘柄【復刻版】≫
　第1利確ポイントが間近となってきました。
　そろそろ利益確定のご準備を。

◆≪木村泰章のプラチナメソッド銘柄【逆襲≫
　4月の決算発表が楽しみです。
　後は出来高さえ増加すれば。。。