株価推移には、方向性やトレンドを示す値動き以外に、ごく短期的な「上下の値ブレ」がある事こそアタリマエであり、
かつ、株価の上下には、大まかな「リズム」というものも存在します。
ごくごく一般的と目される価格変動は、概ね下記のような「リズム」を繰り返します。

『下落→続落→下げが限定的→下げ止まり→底打ち→横這い→反転→切り返し→続伸→上げ一服→高値もみ合い→下落に転じる』
至極当然ですね。

株式投資において、短期間での株価推移から、その後の方向性を占う事が難しいのは、その株価推移がいったい、リズム上のどの部分に該当するのかを見極めにくい事と、さらには、「横軸」（時間軸）をどれくらいに想定するかによって、投資判断自体を見誤ってしまう可能性がある為です。

しかも、その株価の値ブレをもたらせた要因が、「個別要因」であるのか、「外部要因」であるかを、短期的には見極め難いとも言えましょう。

会員様各位から、しばしば、「下げっぱなし」とか、「下げ続けています」というようなご相談やお問い合わせを頂戴しますが、その多くは、時間軸が1か月にも満たない様な短期の株価推移を指している傾向が強いように思います。

併せて、「今後の見通しは？」とのお問い合わせをいただく事が多いわけですが、1か月足らずの間の株価推移によって、「投資シナリオ」の変更を迫られるようなケースは、ほとんど「無い」と申し上げて宜しいでしょう。

『雨が3日続いたら太陽光発電への投資を止めますか？』

答えは申し上げるまでもありませんね。
株式投資も「投資」であって「投機」ではありませんので、基本的な概念は同様です。
つまり、株価の下落が3日続いた事を過度に不安視して、損切り手仕舞いしてしまうような事は、慎むべき『愚行』でありましょう。

相場は、株価は、理論どおりに動かないケースも少なく無いワケですが、「時間軸」を長めに想定すれば、つまり、中長期的（6か月～1年程度）な視点に立てば、値ブレも標準化され、値動きもある程度理論株価へと収束する可能性が高いように思います。

「買い方を教えて欲しい」、「売りタイミングを知らせて欲しい」というご要望は多数いただきますが、株式投資には、「技術」や「経験」よりも、信じて待つという「お心持ち」こそが重要と考えます。
日々、売り買いいずれかの投資行動を取らねばならないわけではありません。
日々の「値ブレ」に惑わされる事無く、「待つ」という投資行動こそを、会員様各位に重視していただきたいと存じます。

4月前半は中小型成長株群の決算発表が相次ぎ、その後は5月半ばまで主力級大型株群の決算発表シーズンに突入します。

将来有望と見込まれる銘柄の打診買いがお済みであれば、基本的には現段階で追加で必要な投資行動はありません。
5月半ばまでは、投資成果が上がってくる事を楽しみに「待つ」というスタンスでまいりましょう。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆マツオカコーポレーション（3611）
◆児玉化学工業（4222）
◆AnyMind Group（5027）
◆フォーバル（8275）
◆三谷産業（8285）
業種はまちまちですが、ベトナム関連です。中国、インドの次はベトナムやタイが「世界の工場」となるものと期待。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆西部電機（6144）
　本日も一時高値を更新。
　昨年11月14日のご紹介時からの高値騰落率28.90％。

◆JESCO（1434）
　全体相場のセンチメント悪化にに引っ張られた印象ですが、反動調整の範疇と見ます。
　昨年11月16日のご紹介時からの高値騰落率57.89％。

◆フロイント（6312）
　小幅下落しましたが、大幅高後としては上出来でしょう。
　1月15日のご紹介時からの高値騰落率27.62％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪利益ザクザク☆ゴールデン大儲け銘柄【ゴールデン5倍賞銘柄】≫
　本日もビヨ～ンと高値更新！
　今週中にも第2利確ポイント到達か？

◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-≫
　全体相場冴えない中逆行高！
　昨日ほどでは無いにせよ出来高は高水準でした。
　25日移動平均線が下値支持として機能しそうです。

◆≪木村泰章のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
　もみ合いながらも終値ベースでも●●0円台をキープしました。
　まだまだこれからです。

◆≪木村泰章のプラチナメソッド銘柄【逆襲】≫
　全体相場のセンチメントに引っ張られて値を消してしまいましたが、方向性は引き続き上向きとの印象です。