今 日 の 国 内 相 場

不安定な中東情勢による原油高、FRB高官から「インフレの高止まりが継続すれば、年内の利下げを見送る」との発言により、早期の利下げどころか、利下げの期待さえ大きく後退したことで、米主要3指数とも大幅に下落した。

前日の東京市場は、ナスダックが小幅高だったことから、半導体関連株を中心に大型株中心に自律反発の買いにより反発した。大引けにかけては伸び悩んだものの、日経平均株価は一時700円を超える40200円台まで回復する場面も見られた。

米国市場の大幅安を受けて、東京市場も大きく下落して始まると思われるものの、米・3月雇用統計の発表を今夜に控えていることで、大引けにかけては手控え気分が強くなると思われる。デイトレーディングをされている方は、早めに手仕舞っていただくのが良いと思われ、株価の動向をチェックするなど来週の準備もしておきたい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：39,773.14（+321.29）
TOPIX　 　　 　 ： 2,732.00（+ 25.49)
グロース250指数 ： 　696.22（- 4.03）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：38,596.98（-530.16）
ナスダック　　　：16,049.08（-228.38）
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,147.21（- 64.28)

アナリストコメント

日本株の先高感は強いものの、新年度入り後の株式市場は荒れ模様の展開が続いています。このような乱高下が続く相場では、日中の売買を手控えて様子見していただき、気になっている銘柄や大きく下げている銘柄を探す等、一時的に相場を客観的に観察する行動も大事であり、前日のようなリバウンド相場に備えたい。

今 週 の 重 要 指 標

4月5日（金）
米　3月雇用統計
市場予想：21万6000人
※市場予想を上回ると、金利上昇懸念