【8/8】加藤のちょっとひと休み　〜リオ五輪と投資家の楽観〜

前場お疲れ様でした。

本日の日経平均の上昇勢いが強いですね。

東証1部銘柄は全面的に買われています。

為替の円安期待から感応度が高い輸出関連や、

債券価格の下落を織り込んでいた金融関連が特に強そうです。

相場展望でも何度か指摘させていただいてるのですが、

最近の市場動向は“風”が変わってきています。

業績相場ながら、好業績の内需株は売られ、業績が予想より悪くなかった株が買われる。

さらに、株価が底値を這っていたような割安株が急動意してくるなど、

教科書どおりの相場常識では動きを捉えられないでしょう。

リオ五輪に出場しているようなアスリートは“ちょっとした違い”に敏感になって

感覚を研ぎ澄ましてきたのでしょうね。

プレッシャーの中でハイパフォーマンスを出せた競泳の萩野選手と瀬戸選手は

その“ちょっとした違い”にこだわり続けたので、大舞台でも臆することなく

1位・3位ダブル表彰台へとつながりました。

株式市場も度々熱狂的なお祭り相場となることがありますが、

市場のノイズを排除して、トレードの風を読むことが求められます。

NYの市場では市場最高値を更新していくほどの楽観がマーケットを覆っていますが、

円高の向かい風を受ける日本株にはその勢いはありません。

私たちも、市場の熱狂やプレッシャーに左右されることなく、

感覚を研ぎ澄ましていきたいですね。

本日はイー・ガーディアン（6050）とモブキャスト（3664）。安川情報システム（2354）。
そして、引き続きインターワークス（6032）とデザインワン・ジャパン（6048）に
期待しています。

大型株ではローム（6963）が本日も買われていますね。

種々の値動きを見ると、今は短期トレードが逆に報われやすい地合いですね。

本日募集最終日の【あすなろ特急】も最短利益確定で、想定以上に結果が早いかもしれませんね。


【 後 場 の 格 言 】 今日の高値は明日の安値、今日の安値は明日の高値


それでは、後場もよろしくお願いします。


執筆：加藤あきら